メインコンテンツに移動

会社で提供される生命保険

Nobu

先日、私の勤め先でHealth Fairがありました。Health Fairとは会社が従業員のために開催するもので、保険会社やスポーツジム、健康食品の販売店などがブースを出して情報提供したり、プロモーションしたりします。従業員の健康意識を高め、ブースを出す企業などは宣伝になるという仕組みです。

このときに会社が提供している生命保険の会社もブースを出していて話を聞く機会がありました。生命保険のページではグループ生命保険は必ずしも有利ではないと書きました。私の会社の生命保険も例外ではなく、例えば保険金額の上限が$300,000までと低くなっています。

しかし、話を聞いているとこのグループ保険はいくつかの特徴があることが分かりました。この特徴を考えれば、稀ではありますが人によっては適切な場合もあるかもしれません。

  • 保険金額
  • 勤め先のプランでは自動的に年収と同額まで会社負担で生命保険に加入します。それに加えて任意部分として保険金額を追加することができます。また、配偶者や子供も加入することが可能です。追加部分の保険料は当然、本人負担となります。

  • 加入条件
  • グループ保険の場合、一般に健康診断なしで加入することが可能です。勤め先のプランでは年収分までは全員が加入するので健康診断は不要です。しかし、追加部分に関してはまず問診表の記入が必要です。これで問題が無ければそのまま加入できますが、リスクがあると判断された場合、簡単な健康診断(おそらく、看護婦による問診と採血など)が行われるそうです。
    このことは追加部分に関しては個人で加入する生命保険と同様といえます。そのため、もしかしたら保険料もそれほど高くはない可能性があります。

  • 継続加入
  • グループ保険の場合、その仕事を辞めたら生命保険も自動的に解約となり、リスクが発生します。しかし勤め先のプランでは保険料を全額自己負担することにより、継続することが可能との事です。この部分は気になったので聞き直したのですが、保険料を払う限りはRenewable、つまりそのときの健康状態に関わらず継続することができると言っていました。

上記のような特徴があっても一般的には自分で生命保険に加入した方が良いといえます。保険金額や継続加入など自分のニーズに合わせて選べるからです。しかし、もし保険金額が十分で、保険料もリーズナブルであれば、検討対象にしても良いかもしれません。特にRenewableであるのであれば、会社を辞めたとたんに生命保険がなくなるリスクはありません。

今まで「グループ生命保険は検討の価値なし」と思っていましたが、「念のために条件を確認するべき」だな、と思わせるHealth Fairでした。

コメントを追加

認証
半角の数字で画像に表示された番号を入力してください。