メインコンテンツに移動

ポートフォリオの再分配(Rebalance)のジレンマ

Nobu

私はいつも確定申告(Tax Return)が終わって税金が戻ってきたタイミングでRoth IRAに拠出することにしています。税金はずいぶん前に戻ってきていたのですが、昨日までRoth IRAへの拠出を行いませんでした。いつもは新たに拠出するタイミングでポートフォリオ全体の分配率を見直しているのですが、どうもこれだけ落ち込んでいる状況で、今までどおりの割合でお金を出すのが本当に正しいのか、判断に迷ってしまったためです。

私は米国株、米国債券、外国株、不動産ファンドの4つの資産クラスでポートフォリオを組んでいます。最近の経済状況から割合が大きく変わってしまったのですが、それを元に戻そうとすると債券を売って外国株、不動産ファンドを買い足さないといけません。全体の金額が減ってしまったので、価格下落にもかかわらず米国株の割合はそのままです。

感情的にどうもしっくりこないのは、債券を売ることです。Rebalanceの原則は「高くなった資産を売って、安い資産を買う」ですが、債券が高くなったわけではないからです。債券の金額も減ったのですが、他の資産クラスがもっと減ったので、相対的に債券の割合が増えただけなのです。感情に流されずに機械的に投資するのがRebalanceの要なのですが、すべての資産クラスが下がっているときには、さすがに難しいですね。

とりあえず、債券を売るのは置いておいて、新たに拠出した分で出来るだけ目標の割合に近づくように国際株ファンドとREITファンドだけ買い足しました。この2つのファンドはとんでもなく価値が下がっているので、今後、リバウンドしてくれれば再分配が効くことになります。

※私が購入する理由は純粋に再分配のためですので、特別な理由があって「買い」だと思ったわけではありません。

コメントを追加

認証
半角の数字で画像に表示された番号を入力してください。