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2011年の税制変更(4)- 相続、医療関連

Nobu

2011年の税制変更をシリーズでお伝えしていますが、11月の中間選挙前としてはこれが最終回になります。

遺産税

2010年は1年だけですが遺産税がまったく掛からない年となりました。年度の途中で何らかの法案が出来て遺産税が掛かるのではと話題にはなりましたが、結局このままでした。

それが2011年になると突如として2001年よりも前のレベルに戻り、$1million以上の遺産には55%の遺産税が掛かります。節税するためには遺産がそれなりにある人は今年中に亡くなるほうがよい、という恐ろしい状況です。

報道などを見ると遺産税については改正される事が予想されていますが、今年も議会はこの点に関して結局何もしなかったので、来年もそうなることもありえます。

HSAやFSAの変更

医療制度改革-税金への影響でもお伝えしましたが、HSAおよびFSAの支出として認められる医療費のうち、市販薬(Over-the-counter Medicine)が対象外となります。2011年からは対象となる薬は医師の処方箋が必要となります。

但し、インシュリンは継続して処方箋なしでも対象となります。具体的にどのような薬がFSAの対象となるのかは、FSAの管理会社に確認すると良いでしょう。会社からの通知やウェブサイトなどで、対象となる支出項目を確認しましょう。

今年までは風邪薬などが支出対象として認められているので、年末にFSAにお金が残っている場合、まとめ買いをするということが出来ました。来年からはFSAのお金を使ってしまうために市販薬を買い込む方法は使えなくなります。FSAはより慎重に計画する必要が出てきそうです。

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