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小売店のデビットカード手数料を制限したら逆効果

Bank of Americaがデビットカード使用料を利用者から取らないことになり、ホッとしていたら、今度は小売店が多く払っているという記事がありました。10月1日から施行された法律では小売店が払う手数料の上限を設定するので、本来は少なくて済むはずなのにです。

Debit-Fee Cap Has Nasty Side Effect

詳しくは記事を読んでもらうとして、要点だけ書くと、今まで$10以下の少額の買い物の場合は小売店の負担にならないように手数料を低くするディスカウントがあったそうです。その分、高額の買い物の部分から手数料をそれなりに取っていたわけです。ところがその「それなりに取る」ことが上限の設定でできなくなったので、少額の場合のディスカウントが維持できなくなったとのこと。

これでは法改正の目的の銀行が小売店から徴収する手数料を減らすという目的は達成することができず、少額の買い物の方が負担が大きくなっただけです。中途半端に自由経済を規制しようとするとうまくいかないという例だと思います。

あるいは議会/政府はそこまで分かっていてわざとそういう法律を作ったのかも知れません。表面上は小売店の負担を減らすという名目ですが、今回の改正で不利になったのは小さいお店。少額の買い物が多く、チェーン店でもなければ手数料を下げてもらうこともできません。地元のコンビニとか、コーヒーショップとかが負担が多いのではないでしょうか。

小売店でも全国チェーンとかであれば交渉することも可能だし、客単価の高いお店なら高額の買い物の場合は手数料が下がったのでうれしいでしょう。結局、大企業に有利な変更だったと言うことなのかも知れません。

最近私は現金で買い物をすることがほとんどありません。でも時々、$10以下はキャッシュでお願いします、というようなお店があり、ちょっと不便に思っています。このように少額の買い物で小売店に負担になるとさらにそういうお店が増えそうです。法律を下手に変えるのは止めて、少額でもカード(クレジットでもデビットでも)が使いやすいようにして欲しいところです。

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