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景気刺激策 その6 - 失業対策

失業率が上昇する中で、直接、失業者に対する支援策が2つあります。

失業保険

課税

余り意識されないことですが、失業保険の給付金は課税対象です。景気刺激策ではこの課税を緩和して、給付金が$2,400までは非課税となりました。

給付期間

失業保険の給付期間は26週間(半年)でしたが、最長33週間延長され、最大で59週間となりました。州によって延長期間は違いますが、州の失業率が6.5%以上であれば最長となります。自分の州のUnemployment Officeで期間を確認することができます。

給付金増額

1週間当たり$25の増額が実施されます。州によって元の給付金額が違いますが、この$25の増額はすべての州で一律です。

医療保険

勤め先で医療保険に加入していた場合、失業するとそのままでは医療保険がなくなってしまいます。これを防ぐためにCOBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)という法律が定める制度があり、自分で保険料の全額を払うことで同じ医療保険を続けることができます。景気刺激策ではこの保険料を一部、政府が補助してくれるようになりました。

対象者

このCOBRA保険料補助の対象になるのは2008年9月1日から2009年12月31日までにレイオフされた人です。自らの意思で転職した人や、この期間にリタイアした人は対象にはなりません。
通常のCOBRAはレイオフ後、60日以内に加入しなければ権利を失いますが、今回の補助で保険料が安くなり、加入できるようになる人もいるでしょう。昨年の9月以降にレイオフされ、その時点で加入しなかった人でも、もう一度加入するチャンスがあります。対象となる人には雇用主が通知を送付しますので、受領後、60日以内に加入します。
他の方法でグループ健康保険に加入する権利がある人は対象となりません。配偶者の雇用主が家族保険を提供していたり、Medicare(政府が提供する老齢医療保険)の対象者はCOBRAを選んでも補助はもらえません。

補助金額

3月以降の保険料の65%が補助されます。既にCOBRAに加入している人は3月、4月分は一旦、全額を自分で払う必要があります。それ以降は補助を差し引いた保険料を払えば済むようになります。3月、4月に払いすぎた保険料はクレジットとして将来の保険料を減額するか、払い戻しを受けることになります。

期間

補助がもらえるのは最長で9ヶ月までです。また、COBRAそのものの権利を失った場合は補助も同時になくなります。COBRAの権利がなくなるのはレイオフの後18ヶ月経った場合や、新しい仕事で保険に加入できるようになった場合です。