メインコンテンツに移動

Vanguard (日本から)

サマートマト(ゲスト)

米国在住時にこちらで勉強させて頂き、Vanguardの投資信託を始めました。日本に帰宅してからも、多少まとまるとチェックを送って続けています。

我が家の資産のなかでは、この海外口座が占める割合が高い状態で、時々不安になります。

Vanguard自体は気に入っているのですが、日本から購入する場合、Vanguard Japan からは買えず、ネット証券で米国ETFの形で買うか、トヨタやセゾンなど一社絡んだバンガードファンドになります。後者の場合、expense ratio は 1.3%以上になるようで、これでは、、、と思ってしまいます。

ETFなら良いでしょうか?でも、大元が同じですし、ドル建てで購入することになるので、不安解消という意味では無意味?かと。。。

40代夫婦+小さな子供2名という家族構成ですので、しばらくは長期株式中心でよいのかな、と思ってます。日本株は別途やっているので、海外分散、と思っているのですが、どうしたら良いでしょうか?

こちらの皆様は在米の方が多いようですが、何かアドバイス頂ければと思います。宜しくお願い致します。

Nobu 2011/05/26(木) - 16:19

日本からだと為替もあって、どうするか考えどころですよね。ポイントはいくつかあると思います。

  • 為替リスク
  • どのようにチェックを送っていらっしゃるかわかりませんが、円からドルに買えて投資するので為替リスクが発生しますよね。これは投資対象とは別になるので分けて考えたほうが良いかもしれません。

  • 投資金額
  • 為替リスクと直結しますが、日本に住んでいる場合、投資可能資産の多くをドルベースにするのは抵抗があるかもしれません。海外口座の占める割合が高いとのことですから、資産の何割までどの通貨で(あるいはどの国/地域で)運用するかを決めて、リバランス(投資割合の見直し)の際に多くなりすぎた資産を移す方向で調整するといいと思います。その際、日本でずっと暮らすのであれば日本円に換算して比較することになります。

  • 手数料/経費
  • ETFを買うとしたらどのように買うのですか?普通の株のように買うので証券会社の手数料がかかりますよね。ドルに換金するのに手数料がかかっていると思いますが、ETFを買うときに何か有利な方法でドルに変えられるのならそれでも良いかもしれません。逆にドルに買える手数料はどちらでも同じなら、売買手数料と、Expense Ratioを比べて、どちらが得か判断することになります。
    最近、Admiral Shareが$10,000からとなりました。残高がそれだけあればExpense Ratioがさらに下がるのでETFと比べても違いがあまりありません。例えばVanguard Total Stock Market Index FundはInvestor Shareだと0.18%の経費率がAdmiralだと0.07%になります。同じファンドのETF版も0.07%の経費率です。

  • 分散投資
  • 日本以外の地域に投資するとしたら、Vanguardであればアメリカ中心で、ヨーロッパや新興国のファンドもあります。分散投資はそこそこできると思います。ただ、Vanguardで例えばヨーロッパに投資すると円、ドル、ユーロの3つが絡んでくるので分かりにくいですよね。

サマートマト(ゲスト) 2011/05/26(木) - 20:29

Nobuさん、早速に丁寧なレスを頂きありがとうございます。

そうですよね、為替リスクは常に抱えています。ただ、長期的には円安になるだろうと踏んでいるので、ここは心理的にさほど負担に思っていません。

自分でも「何が不安なんだろう」と思うのですが、それは、1)外国に口座があること(有事が起きた際に、外国人なので引き出しできないなど不利になるのではないかというよな不安)、2)Vanguard一社に絞っていること(Vanguardの中では複数のファンドに分けています)の2つですが、特に1です。

こういった点は、どうしたら良いでしょうか。

Nobu 2011/05/27(金) - 09:22

1)これもリスクのひとつと考えれば良いのではないのでしょうか。そのリスクがどのくらいあるのか、仮に現実的になった場合、どのような対処方法があるのかを見積もることになります。もちろん、どの程度のリスクかを見極めるのは難しいのですが、アメリカで資産運用する場合はその利点と天秤にかけることになります。

2)これもリスクの1つですね。Vanguardは優良なファンド会社ですが、リスクフリーではありません。ただ、顧客の資産は預かっているだけですので法律上はVanguardに何かあっても保護されることになっています。1社だと管理が楽ですし、Vanguardは経費率も低いので、その便利さとVanguard自体がおかしくなるリスクとのバランスを考えることになるでしょう。

ポピー(ゲスト) 2011/05/27(金) - 15:00

海外に金融口座を持つと、意外な盲点は税金です。国により税法が違うので証券会社におまかせもできないし、場合により自分でやらなければならない税金の事務処理がやたら面倒・複雑になることがあります。

私は日本の税法については何も知らないので、どんな手続きにはなるかは知りませんが、ともかく一般論として考慮したい課題かと思います。

コメントを追加

認証
半角の数字で画像に表示された番号を入力してください。