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「目標額の無いリタイアメント・プランニング」について

F Fries

目標額の無いリタイアメント・プランニングに関する投稿です。

リタイアメント・プランニングの大きな問題の一つは、早く始めれば始めるほど楽に貯められるのに、若いうちは興味がない、自分がリタイアする日が来るなんて想像もできない、という点だと思います。最近はopt-out型の401kを採用するところも増えてきたそうですが、若い人だと転職するたびに引き出して使っちゃうことも多いそうですね。税金もかかるしペナルティもかかるのに、目先のキャッシュの魅力には勝てないみたい。このお金で学資ローンを返したい、家を買う頭金にしたい、という理屈はわかるのですが、途中で引き出したら意味ないのですよ。。。

今の自分が20代の自分に出会ったら、「そのお金、悪いことは言わないから、毎月少しずつでいいからインデックスファンドに入れなさい。一生リタイアしないつもりかもしれないけど、働かないと暮らしていけない、というのと、働かなくても暮らせるけど、好きだから働いている、というのでは気分がずいぶん違うからね。」と助言したいです。

たら(ゲスト) 2012/01/27(金) - 00:35

私は“20代の若い人”に当てはまる層なのですが、Rothでリタイアメントを貯めています。
基本的に目標額は「可能な限り」ですね。毎年。「リタイアしたらいくら必要か」なんて、考えたことすらありませんでした。
状況、年度によってはMaxに達するのが限界だったりするので、「とりあえず入れれるだけ入れとくか、今税率低いし、引き出しTaxFreeだし」といった感じです。
少しでも価値が上がっているとうれしくなり、株価が下がっていると「買い時!」とうれしくなります。
足りているだろうか・・と不安になることもあまりないです。(40年先はあまりにも遠い、というのが本音です)
でも、この能天気なやり方じゃ駄目で、もっとしっかり計画しなければならない日がくるっていうことですよね・・

みなさんの助言、しっかり聞いて実行します!
私も「十分生きて行けるけど、好きだから働いてる」といえるようになりたい!

Chee 2012/01/27(金) - 02:05

はああ。耳の痛い話です。私も「可能な限り」です。
正直、目標がまったく見えません。株や通貨みたいに、いつどうなるかわからないものに一生踊らされるのもどうかと思いますし、現金を貯めて安心感が増すご時世じゃないですからねえ。
とりあえず最終的に落ち着いていられる場所があって、細々やっていければいいんじゃない?くらいです。つまり、落ち着いていられるような土地と、親戚や友人関係が最終的に一番なんじゃないかと。。。

若者発想でしょうか?

ポピー 2012/01/27(金) - 16:01

>F Friesさん

そう、リタイアメント・プランは究極の満足遅延(Delayed Gratification)なんです。マシュマロ実験で15分待てなかった4歳児が(こちらのビデオがかなり笑える)、大人になったからといって30~50年先のRewardを考えて行動できるようになるか・・・というとそうでもない。

Retirement Toolに40年後の自分の写真を合成して、リタイアメント貯金がオントラックだと、写真が楽しそうな笑顔になり、貯金が滞ると悲しそうな顔になるというのがあるそうですね。老後の自分にいかに感情移入させるかというトリックなんでしょう。Opt-Outポリシーに続く心理戦略。

>たらさん

20代できちんとRothに入れてらっしゃるのは偉いですよ。若いうちにRothというのは良い案だと思います。

40代あたりで「老後はどうなる」と心配になって具体的に調べ出すのが、よくあるパターンかも。その時点でも20代からコツコツやってきたかどうかは差が見えるはず。その頃には、子供の大学進学費用なんて別の課題が出てきたりするんですが。

>Cheeさん

人の幸福度には住環境や人間関係が非常に重要ですよね。流動資産があると、F Friesさんがおっしゃるように人生の節々で選択肢を与えてくれるんじゃないかと思います。

Pfau先生のアプローチは、目標額を決めなくても自分の現在の貯金率と老後の生活レベルを結びつけられるのがミソなんですが、そのコネクションを具体的に考えるのに心理的抵抗があったりするのかもしれません。でも、日本人の方がおっしゃる「可能な限り」というのは、アメリカの基準からすると必要十二分だったりするし心配は要らないのかも。

どんな形であれ、この種のプランというのは、現在と将来のバランスを取る上での大まかなガイドラインみたいなものだと思います。現在に偏りするぎるのも、将来に偏りすぎるのも問題だし、結局はバランスなんでしょうね。

久美(ゲスト) 2012/01/27(金) - 17:49

アメリカで働き始めた当初、上司(日本人とアメリカ人のハーフ)に「401KをMax入れている」と話をしたら、かなり驚かれました。上司曰く、Max入れるのは「入れすぎ」らしいです。せっかく会社のマッチがあったり、Tax Deferredだったりの利点があるのに、目一杯入れないほうがもったいない!と思うのは日本人だからでしょうか。

その上司は奥さんと共働きで、奥さんが独身時代に買った家を貸出、上司が独身時代に買った家に一緒に住んでいるので、たとえ401KなりIRAなりMaxで運用しなくても、不動産投資?の収益が毎月あるらしいです。

2008年の冬はかなり目減りしていたので(今は回復しましたが)、Risk Allocationの観点からもいろいろなものに投資をして老後に備えるのがベターなのでしょうね。(でも小心者の私としてはついつい安全な資産=Conservative Assetsを選んでしまいます。Conservative Fundsだからといって結果もConservativeとは限らないところがまたミソですよね。)

ポピー 2012/01/27(金) - 21:09

>久美さん

私も久美さんと同じようなアプローチです。家賃収益がそんなにあったら、401Kで節税対策しようとか考えてしまう。

その上司さんみたいに不動産投資に熱心な人は最後の1セントまで不動産に投資してないと気が済まないみたいですね。401KやIRAなんかにお金入れたとしても、Self-Directed IRAて言うのかな、IRAのお金を不動産投資に回すやつ、あれをしないかという手紙が時々不動産屋から来ます。

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