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Annuity

楽しい老後を迎えたい(ゲスト)

皆さんの知恵をお貸しください。
私(62歳)とアメリカ人(65歳)の主人は、来年フルタイムの仕事は辞めて定年を予定してます。
それで、401Kをどのようにして老後使っていくか、現在検討しているところです。
非常に寿命を決めるのは難しいですが、あと15年から20年生きるとして、アヌィティを購入して
毎月ソーシャルセキュリティと同様に年金のように、おろしていくか、
あるいは少なめに設定して不慮の出費に備え、残ったら子供に遺産として残すか、と話しているのですが、
会社の401Kの口座に残しておくと、またリーマンショックのような事態が発生してお金がなくなったら大変なので、
やはり一括で元本割れのしない、イミディエートアニュイティーが一番でしょうか。

尚、一応、定年ということで、私がメディケアを受給できる65歳までは、
可能なら、健康保険目当てパートで働くことはあるかもしれませんが、
フルタイムで働くことはありません。

通りすがり 2014/08/13(水) - 14:17

まあ、そこら辺の設計はケースバイケースですし、かなり突っ込んだ具体的な数字がなければなんとも言えないと思いますが、

1. Market Riskを負わないならばInflation Riskは少なからずついてくる

という問題がありますよね。
一応 Graded (1~3%程度の上昇がある) や Inflation Adjusted(Indexed) というCPI-U等に追従するものもありますが、そういうモノの場合は初段階の支払いがその分低くなっているので微妙。

また

2. SS + Annuityで暮らせるか

という問題もありますよね。特にGraded/Inflation Adjustedの場合低くなったモノで暮らせるか、またGradedや通常のFixed(Immediate)で急激なインフレが起こった時耐えきれるか、など。

後"qualified" 401k Rollover Annuityを意図してると思いますが、普通のFund投資を嫌がり401kに残したくないとの旨ということはlump sumで一気に全部ですかね?その場合、

3. Annuityのお金は(基本的に)一切手が付けられない

という問題も。手持ちのキャッシュだけで今後の予期せぬ出費に耐えられるかという問題もあります。解約すればいいという話も無きにしもあらずですがペナルティあるし色々めんどくさそうです。
401kやIRAならTaxさえ払えば手は付けれます。ここは大きなポイントじゃないでしょうか。

4. 本当に20年、いや30年40年とAnnuity提供会社が存続しているか

長く生きれば生きるほど生きてくるannuityですが、心配なのは保険会社が存続しなくなる可能性ですよね。リーマンショック等の大きな市場の下落を回避するためにannuityにしたのに結局市場崩壊で会社が失くなって物事が落ち着くまで支払いが滞ってしまう(全くなくなる可能性も完全に否定はできないかも?)なんてことになったら・・・

パターンとしては:

a. Annuityと401k/RolloverIRAの併用。
Annuity+SSで必要最低限レベルの生活ができる金額が出せるだけを設定、残りは401k/IRA。
コレならばAnnuity側をGraded/Inflation Adjustedにしなくても401k/IRA側である程度はインフレに対抗できますし、Inflation Adjusted Annuity + SSで生活できるぐらいAnnuityを設定できるなら安心できますね。急な大きな出費にも401k/IRA側で対応できる可能性があります。

b. Rollover IRAでFidelity/Schwab等のTIPSを手数料無しで買える口座へ移す
私ならコレ。自分でTIPSを回します。現在の購買力は将来に渡り(理論上)目減りしませんから、引退時点で十分だと思われる資金をためこめば概ね安心できるはずです。TIPS Fundだとイマイチなので却下。

c. 何も考えずにRollover IRAでVanguardあたりにlow ERのRetired Fund
一番簡単かつある程度のInflation追従を見込みつつリスク(標準偏差)を抑える・・・生活を楽しむならコレかもしれません。

Annuity全力は最初にあげた#1~#4の理由により私個人はおすすめできませんね。いかなる状況下であっても。一部をAnnuity(#aパターン)は非常に有効です。

直接関係無いかもしれませんが、かなり贅沢をしても「必要金額だけを引き出して行ったらRequired Minimum Distributionに掛かってしまうという可能性が高い」場合の対策である程度をAnnuityに突っ込むのは大いに有意義だと思います。Annuityに入れた瞬間から楽しい老後を迎えたいさんのassetではなくなりますのでRMDがかからなくなります。
そんな場合はついでなのでestate planningの一貫でannuityを考える(trustの利用)といいのかもしれませんが、庶民の私には関係無いのであんまり調べてません(笑

ポピー 2014/08/13(水) - 20:07

通りすがりさんのコメントと重なりますが、万人向けの回答は存在しません。その人・家庭のニーズや資産・年金事情、リスク許容度によって、選択は違ってきます。

Annuityの利点から難点を順にリストしておきます。

・Annuityの一番の魅力は実質的に長命保険であること。長生きリスクは個人よりも保険会社の方が上手に対処できる。

・株や債券相場の揺れに動揺しなくてもよい確実性。

・いわゆる4%ルールで老後資金を崩していくより、AnnuityのPay-Out率の方が多少高いことが多い

・Annuityはインフレリスクに弱い。インフレ調整してくれるAnnuityもありますが、その分、Pay-Out率が下がります。そのインフレ調整も完璧でないこともある。

・医療費・看護費用などまとまったお金が必要になっても、Annuity契約に回したお金は取り戻せない。

・わずかだけど保険会社が破綻するリスクもある。

・将来、長期看護費用の必要が出てきた際、自己資金やLong-Term Care Insuranceなどで都合する場合は良いのですが、Medicaidを頼る場合は要注意。Annuityのせいで所得制限にひっかかったりすることもたまにあるようです(Annuityの種類によっては資産制限にひっかかるリスクもある)。

・今の歴史的低金利時代を反映して、AnnuityのPay-Out率もやはり下がっています。連銀が金融緩和政策を終了すれば金利は上がる・・・と言われてますが、絶対そうなるという保証もないし、まあ考慮点のひとつではあるかも。

また、Annuityと言っても、401kやIRAをまるままAnnuityに入れるだけでなく、一部だけAnnuity契約に入れる人、またAnnuityのラダーを組んでインフレ対策する人など、使い方も人それぞれです。

楽しい老後を過ごしたい(ゲスト) 2014/08/14(木) - 12:17

通りすがり様、

アニュイティについてある程度理解できました、誤解していた面が多々あり非常に助かります。
401Kは二人合わせても、500K弱で、Rothに20K、緊急費用/貯蓄はオンラインバンクのCaptalOneや、
クレジットユニオンに常時併せて20Kほどです。
住宅ローンは完了、自動車ローン等の負債は現在ゼロです。
来年、SSが実際にいくらもらえるか確認していないのですが、月に2500ドル程と過程すると、
月によっては多少赤字になることは必死です。
保険会社からアニュイティを購入するよりも、当面は401KやRothから不足した分を、
取り崩して使ったほうが、良いような気がしてきました。

私の401Kはマスミューチュアルでロールオーバーする場所がみつかるまでそのままにしておきたいと思います。
主人はフィデリティですが、来年、退職したら何故か分かりませんが、INGにロールオーバーすると言っています。

凄く奥が深く、複雑ですが、すこし、とっかかりができたので、来年にむけて準備、勉強していきたいと思っています。
ありがとうございました。

楽しい老後を過ごしたい(ゲスト) 2014/08/14(木) - 13:21

ポピー様、

Annuityを、ただ単に株や債権相場に動揺しなくてもよい、という一点しか見えていませんでした。
とても、分かりやすい説明ありがとうございます!

4%ルール、ちょっと調べてみます、私達二人とも、ファイナンスに疎いので、
私達の生活スタイルに合っているかもしれません。

AARP/New York Lifeのタームライフ保険に入っているので、どちらかが残った方が
50K受け取れることになっていますが、Long Term Care保険の案内も頻繁にきているので、
今度着たら詳しく見てみたいと思います。

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