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「The Big Short」について

The Big Shortに関する投稿です。

そうそう、この本は滅茶苦茶面白くて、私も一気読みしてしまいました。Michael LewisのLiar's Porkerもこの本の前編みたいで面白かったです。あとは、Gregory Zuckerman が John Paulson の活躍を書いた The Greatest Trade Everも.

サブプライム債券をショートして大儲けしたのは、ウォール街のメインストリームから少し離れた位置にいた投資家やマネーマネージャー達だったいうのが興味深いです。

ウォール街やメインストリームや金融業界大手の只中にいる人達は、バブルの勢いや時代の流れに大きく逆らうような投資ポジション(バブルのピーク期にサブプライム債券をショートするようなポジション)というのは、キャリア・リスクが高すぎてなかなか組めないようですね。周りに逆らったことして失敗したらキャリアが即終わるけど、周りと一緒に失敗したら大丈夫みたいな雰囲気があるようで、群行動に拍車をかけるのでしょう。投資アナリストの意見にも同じような群行動のバイアスがかかっている。

金融業界自体が、「投資機関」である以上に「高効率の営業マシーン」(サブプライム債券を猛スピードで発行して顧客に売りつけるとか)という印象も強く残りました。

この本の中に出てきた一節で、「(アナリストが)ポジティブなことを言ってそれがハズレでも許されるが、ネガティブなことを言ってそれが外れた場合、クビが飛ぶ」というのが印象に残りました。アメリカは日本より個人主義だなんて言いますが、やっぱり人間の本能として群れるんでしょうね。

わたしも2005年に家を買って、2008年8月に売ったので、この度の不動産バブルは他人事ではないのです。。。

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