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Online Closing

今日、家のリファイナンスを2.75%の5/1 ARMでクロージングしたので、その経過をまとめてみる。(わたしがロックインしたときは2.75%だったが、今はさらに下がって2.55%!)ARMでも一回の上げ幅は最大2%なので、6年目は悪くても4.75%、これなら今の30年固定と変わらない。ついでにローンの最高利率は8.75%、80年代みたいなインフレ時代は、8.75%なんて「夢の低金利」だった。90年代に初めて買った家も、当初は30年固定で7%を遥かに上回る年利だった。だから、ARMでもあまり心配していない。

理屈の上からだけなら、今は金利が低いので、手持ちのキャッシュをモーゲージの支払いに当てるよりは安定した配当のある株式や債券に投資した方がいいのだろうけど、このお金はちょっとでも目減りするのが嫌でキャッシュで持っていたもの。それから、そういう理屈とは別に、この際、超低金利モーゲージ・低支払いを体験してみたいという安直な理由もあって、手持ちの現金をキャッシュ・インしてリファイナンスすることにした。(そのあたりの計算の詳細は以前に書いた。ここに使った数字は計算上の例えで、実際の額ではない。)

8月の下旬にING DIRECTで2.75%の5/1 ARMを宣伝してたので、そのサイトの指示に従ってオンラインで情報を記入したら、翌日、ING DIRECTから電話がかかってきて「本当にリファイナンスしますか?今の時点でノーと言えば、あなたには何の費用もかかりませんが、ここでイエスと言って、あとになって気が変わったら、家のアプレイザル、タイトルサーチなどの実費をいただくことになります。」とのこと。

ここでイエスと言ったら、すぐにING DIRECTの自分の口座の中にモーゲージの項目が出来、まずは提出しなければならない書類の一覧がポストされた。2年分のW-2、最近の給与証明、保険の証明など、スキャンして指定されたページにアップロードするようになっている。(FAXも可となっていたけれど、はっきり言ってFAXよりスキャンの方がその場で相手に届いたことが確認できるので安心。同業の方には「ペーパーのオンライン投稿ページと同じような感じ」と言えば、わかってもらえるかも。)同時に、同じく自分の口座内にモーゲージ申請の進展状況を示すページが登場し、「お送りいただいた書類を確認しました」「タイトルサーチが完了しました」「アプレイザルを発注しました」など、一つ一つの項目をクリアするたびにメールでアラートが来て、チェックできるようになっていた。

やがてアプレイザーから電話がかかってきて、家のアプレイザル(実際に家を見て、評価額を見積もる)の日程を決め、タイトルカンパニーから電話がかかってきてクロージングの相談。

「クロージングはオンラインで行いますがよろしいですか?オンライン・クロージングを希望されない場合は、お送りした書類にご自分でノータリーの前でサインして送り返していただくこともできますが、その場合、当方が書類の説明を行うことはできません。」

モーゲージのクロージングはこれまでに何回もしているから、どういう書類が出て来るのかはだいたい予想はついたが、オンライン・クロージングがどんなものか興味があったので、そちらを選択した。

クロージングの際には、書類にわたしの署名が必要になるが、オンライン・クロージングだとそれは不可能。(アクロバットのPDF署名機能などは、まだこの手の書類には認められてないようだ。)代理人が署名することを許可するLimited Power of Attorneyの書類が送られてきて、それにノータリーの前でサインして送り返す。タイトルカンパニーはUPSと提携していて、ノータリーのいるUPSのオフィスに行けば、無料でノータライズされる仕組みになっているらしいが、うちは大学内の同じ建物の中にノータリーの人がいるので、そこに持っていってノータライズしてもらい、自分でFedExで送った。

やがてアプレイザルの結果がサイト内にポストされ、最終段階に。先週、タイトルカンパニーから、「あなたのモーゲージは9月28日以降ならいつでもクローズできます」とメールが来たので、どうせオンライン・クロージングだから行き帰りの時間の無駄もないし、さっさと済ませてしまおうということで、今日、朝一番にクローズした。

オンライン・クロージングとはカンファレンスコールとウェブミーティングを組み合わせたもの。約束の時間に指定された電話番号にかけ、ウェブミーティングにアクセスし、ミーティングコードを入力するとクロージング・オフィサーとカンファレンスコールでつながる。州によってはクロージングに弁護士の同席が義務づけられているところもあるが、その場合の弁護士もタイトルカンパニーが用意してくれるらしい。(もちろん自分の弁護士を同席させることもできる。)コンピューターの画面にクロージングの書類が表示され、各項目をクロージング・オフィサーが順番に説明し、異議がないかどうか質問される。経過は全部録音・録画されているらしい。全部の説明が終わったら、コンピューターの画面に「異議はありませんか?」「これらの書類に署名することに同意しますか?」などなど、もう一度質問が登場、すべてにOKを出すと終了である。それからしばらくすると、メールで「すべての書類の処理が完了しました」とのアラートが来て、タイトルカンパニーのサイトから代理人が署名した書類にアクセスできるようになっていた。

さて、わたしはキャッシュ・イン・リファイナンスなので、どうやってキャッシュを追加するのか不思議に思っていたら、(普通のクロージングなら、クロージングの席にキャッシャーズ・チェックを持っていく)ここは極めてローテク、タイトルカンパニーにキャッシャーズ・チェックを送れとのこと。

かくして、今回のリファイナンシングは、電話とコンピューターと、職場の同じ建物内のノータリーのおばちゃんと、これまた職場内にあるFedExの投函口と、徒歩圏内の銀行の支店という最小行動半径の中で完了したのだった。(もちろんキャッシャーズ・チェックがちゃんとタイトルカンパニーに届き、現在のモーゲージが完済され、その決済が済むまでは本当の終わりではないのだが。)