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Credit crisis

株に手を出したからには、いやでも市場の動きを追わざるをえない今日この頃です。

このところの市場の動きと政府の対応を見ていて真っ先に頭に浮かんだのは、交通事故で骨折、熱傷を負った重症患者の搬送されてきた救急室あるいはICU。

出血多量でとりあえず輸血したら、今度は腎機能低下が出て来て透析をはじめることになった。抗生物質をてんこ盛りで使っていれば肝機能も落ちてくる。手術をしようにも、家族、親族の意見が一致せず、同意書に署名がもらえない。親戚の中には、「こんなもん、手術なんかしなくても、気合いで治せる!」と言う者までいる始末。ときどき血圧がひどく下がるので、救急カートがベッドサイドに常駐している。

これを「血湧き肉踊る」と感じるか、「安心して夜も眠れない」とみるかは、個人差があると思うけれど、財務長官のポールソンは見るたびに疲労が滲み出しているように思うのは気のせいだろうか。

株の方はこの低迷期に市場に入ったため、毎日激しく上下するものの大した損失は出ていないが、何年も前から持っている口座の一つは、残高が一定金額以下になると口座維持手数料がかかるので、その限度を切らないところで現金化せざるをえなくなった。しめて30パーセント程度の損失。

この金融危機が1930年代の大恐慌の再現になる可能性は低いと言われている。それよりも懸念されているのが、90年代の日本の不況を繰り返すことであるらしい。日本の場合、世論の反発を恐れた政治家たちが、不人気でも必要な政策を打ち出すのが遅れたことが、低迷が長期化した一因であると言われているが、アメリカはどうだろうか。残りの任期がわずかのブッシュこそが、今後の政治生命を気にせずに不人気な政策を押し進めるのに最適の立場にあると思うのだが、与党も野党も誰も彼の言う事に耳を貸さなくなっている。

月曜日に下院で救済法案が否決されたが、週の後半にもう一度提出されるらしい。その一方で、FDICの預金保険の限度額の引き上げが噂されている。とにかく今日、明日何が起こるのか、毎日目が離せない。