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Californiaのbondについて

先日、mini bondについてのトピックがありましたが、財政状態が非常に心配されているCaliforniaのbondに関するまとまった記事を見つけましたので投稿させていただきます。

それによると、

現在のCaliforniaのbondの利率は約6%、tax bracketの高い人にとっては魅力ある利率ではある。

過去二十年にdefaultに陥ったmuni bondのうち、ほとんど(39件中、37件)はnon-investment grade (いわゆるjunk bond)のratingだった。ちなみに現在のCaliforniaのratingはjunk bondより二段階上。

1994年にOrange Countyがdefaultに陥ったときも、bondの元金は戻ってきた。

そして、ここが重要な点ですが、California州の憲法によって、bondの利息の支払いは、教育費に次いで高いpriorityとなっている。つまり、警察官や消防士の給料よりもpriorityが高いので、現実的にbondが払い戻されない危険は非常に低いと思われる。

その他、いろいろ細かい点も記載されていますので、興味のある方は元の記事をご覧になることをお勧めします。
https://news.fidelity.com/news/article.jhtml?guid=/FidelityNewsPage/page...

面白い記事ですね。参考になります。

ちなみにCorporate BondでもDefault(債務不履行)になるのはほとんどがJunk Bondに格付けされているものです。しかし、これには落とし穴があります。企業の経営がおかしくなると格付けが下がり、その後に債務不履行になります。Junk Bondよりも上だから大丈夫と思っていても、格下げから債務不履行までがごく短期間の場合もあります。そこそこの格付けだったのに気が付いたらJunkになって債務不履行となり、債券を売る暇もなかった、ということもありえます。これがMuniでも起こったことがあるのかどうかは分かりませんが。

ところで、債券の支払いが公務員の給料よりも優先されるということは、公務員の人も安泰ではないのかもしれませんね。

USA Todayにも関連する記事がありました。

http://www.usatoday.com/money/perfi/columnist/krantz/2009-07-15-muni-bon...

それによるとニュージャージー、ニューヨーク、カリフォルニアは大丈夫そうだけど、アラバマは職員をレイオフしないで住むように債権者に譲歩を求める郡があったそうです。

Muni Bondの場合、償還するお金の有無とは別に、財政上で債務履行を優先させる政治的意志がその自治体にあるかどうかといった問題があるんですよね。この記事の通り、CA州は州憲法で債務履行を優先せざるをえない財政構造になっているのが州GO債のデフォルトリスクが非常に低いと言われている大きな理由です。でも、政治展開というのは未知数が多いし、CAの政治機構はお馬鹿なので、何事も不可能とは言い切れませんが。

また、Muniの格付けというのも、大まかな目安にはなるものの、中・長期のデフォルトの予測にはあまり頼りにならないようです。例えばK-12 School DistrictのGO債はいくら格付けが悪くてもめったにデフォルトしなかったり。デフォルトが起きる時は、元々の格付けとはほぼ無関係に病院、アパート経営、土地開発といったセクター単位でゴソっと起きるのが歴史的なパターンだと聞きました。

アラバマの例は、ジェファーソン郡の下水関連のボンドだと思いますが、これは30日内にAからCCCに格下げされたそうです。また、これは税歳入でバックアップされたGO債ではなくRevenue債だったので、元々郡の財政上の優先順位は低かったのだと思われます。

先日muni bondに関してトピックをたてたdbです。
またまた興味深い記事のご紹介とコメントをありがとうございます。
今更ながら「投資って奥が深い。」とため息をついております(笑)。

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