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ING DIRECTの行方

先週のニュースだが、INGは規模縮小するらしい。

INGは元々オランダを拠点とする大銀行で、去年の秋ごろまでは着々と市場を拡大していたのだけれど、例のクレジット危機でオランダ政府の資金援助を受け、その結果、「この銀行は大きすぎる。銀行部門と保険部門を分割し、さらにアメリカのING DIRECT部門も売却すべし。」ということになったらしい。つまり、アメリカでは未だにCitibankなどを分割すべきかどうか、はっきりとした結論は出されていないけれど、ヨーロッパではすでにそういう結論に達したということだろう。

ここでわたし個人として気になるのは、ING DIRECTの行方である。(前の職場のリタイアメントプランはING INVESTMENTだったけれど、これはすでに他の会社にrolloverして、さらにRoth conversionしてあるので関係なし。)ING DIRECTはインターネットオンリーの銀行で、支店や窓口の職員といった経費を削減することで利率を上げ、着実に顧客を集めてきた。わたしは現在キャッシュの投資先を模索中なので新しいCDは作っていないけれど、去年は1年もののCDなら5%近い利息、checking accountでも(残高にもよるけれど)下手なCDやsavingsよりもずっと高い利息だった。

銀行が他所の銀行に買われた場合、利息が下がるのは珍しいことではないらしい。元金はFDIC保障を受けていても、買い手の銀行は利率まで保障する必要はないからである。実際去年の夏、倒産寸前のWaMuが利息5%のCDでお金を集めていたが、Chaseに買い取られたとたん利息が下がったらしい(これは伝聞)のである。ING DIRECTはWaMuのように瀕死の状態というわけではないし、売却の期限は2013年らしいから、今すぐ何かが変化するというわけではないだろうけれど、くれぐれもインターネットバンクの便利さと高利回りを維持できる買い手に買い取られてほしいと思う。

参考記事
ING’s Fate
ING Bites the Bullet