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Variable Life 保険を辞める際の考慮点

Sakura(ゲスト)

はじめまして。このサイトを最近知り、少しずつ勉強をさせていただいているものです。

無知というのは恐ろしいもので、実は私と夫はVariable Life保険に加入しています。
保険について説明されているページを読んで青ざめてしまいました。
ご想像にもれず、こちらの保険屋にさんざん勧められての結果です。
これも勉強料とは思いますが、これまでの間にどれだけ無駄なお金を払っていたかと思うと、きちんと計算するのが恐ろしいです。

二人の生命保険を見直し、できれば Term Line Insurance に入り直したいところですが、辞めるのにもかなり多大なチャージをとられるようです。現在6年目ですが、11年目に入るとこのチャージはタダになることになっています。

このまま我慢して11年目になるまでは加入し続けるか、それともチャージ料金というさらなる無駄金を払っても今すぐ辞めた方がいいか、早急に結論を出したいと思っています。
結局はキチンと損得を計算しないといけないのはわかっておりますが、コスト以外に考慮すべき点はありますでしょうか?

今考えつくのは
・TLIに入る際の年齢:若いほど有利なはず。現在二人とも40代前半です。
・既往症の有無:夫は2年前にSleep Apnea がわかり、新しい保険に入れない、あるいはコスト高かもしれない?

の2点ぐらいなのですが、これ以外の注意すべき点について、もし何かありましたらご意見いただけますでしょうか。

F Fries 2009/11/20(金) - 23:28

Variable LifeもTerm Lifeも、どちらも名前に「Life Insurance」とは付いていますが、全く性格の異なるものだとわたしは理解しています。Term Lifeは自動車保険や健康保険のように掛け捨て、でも、保険の恩恵を被る場合は、自分が払った掛け金よりもずっと大きな金額が返ってきますが、Variable Lifeは自分の払ったお金の元本と運用益が戻ってくるわけで、どちらかというと、retirement savingsに近いと思ったほうがいいと思います。

そう考えてみると、Variable Lifeは、手数料の割高なmutual fundに貯金をしているみたいなものです。なるべく手数料の安いfundに変更したいと思うのは当然ですが、おっしゃってる通り、Variable Lifeは、最初の数年間に引き出すとsurrender chargeがかかるので、よほど割の良い投資先に移すのでない限り(このご時世、安全で割の良い投資先はマドフの詐欺くらいかもしれません)、引き出しは慎重にされた方がいいと思います。

また、詳細は現在のVariable Lifeの書類で確かめることをお勧めしますが、お持ちのVariable Lifeはtax deferredだと思います。つまり、引き出すまでは利息に税金がかかりませんが、引き出しの際に利息に税金がかかります。また、税金の他にペナルティがかかる可能性もありますので、これも要注意です。そういういろいろな制約があるので、現在、そのお金がどうしても必要なのでない限り、わたしならVariable Lifeはそのまま、surrender chargeがなくなるまでそのまま置いておきます。ただし、Variable Lifeだと毎月一定額を入れないと、契約が無効になるということはないはずなので、これ以上、この口座にお金を入れることは停止します。

Term Lifeの見積もりは、どこの会社でも、ネットで申し込むとすぐにやってくれます。ご主人のsleep apneaも、これが問題になる会社もあれば、なんともない会社もあると思いますので、いくつか見積もりをしてもらうことをお勧めします。

Nobu 2009/11/21(土) - 07:25

気をつけるべき点ですが、自分たちにとっての生命保険のニーズを再確認するとよいと思います。たとえばお子さんが手を離れたらその後は生命保険は必要ないのか、あるいは奥様が働いていない場合は社会保障がもらえるようになるまではニーズがあるのか、などです。これで必要な期間がわかります。

新しい生命保険にAcceptされるまで前の保険は解約しないようにしましょう。申込書を書いただけでは(契約はその日からであっても)確実ではありません。

解約で気をつけることは、現在のCash Valueがどれくらいか、またどのようなオプションがあるか確認することです。もしかしたらある程度のCash Valueがあれば現金の引き出しという形ではなく、VariableからTermへ切り替えるという選択肢もあるかもしれません。

税金ですがF Friesさんが書いてある通り、Tax Deferredなら「利息」つまり投資に回った分が利益を生み出した部分について課税されます。この部分を気にされるようでしたら、利益が少なければ税金(とペナルティ)も少額になる場合もあります。

私の説明を読んで「しまった!」と思ってらっしゃるかもしれませんが、冷静に判断していただければと思います。今まで生命保険に加入していたという価値があったわけですから、まったくの損ということではないと思います。

Sakura(ゲスト) 2009/11/23(月) - 11:59

F Fries さん、Nobuさん、

トピックをあげさせていただいたものです。
コメントをいただいてありがとうございました。
私たち自身ではまったく気がついていなかった点をたくさん指摘していただいて、本当に目から鱗です。
投稿した後、「なんてずうずうしく助言をお願いをしてしまったのだろうか」とちょっと落ち込んでいたので、お返事いただけて(しかもこんなにご丁寧な)、心より感謝しております。

アドバイスいただいた通り、

・一時的な投資用入金の停止(契約の確認)
・保険がtax deferred かどうかの確認
・保険期間&金額の見直し
・新しい保険会社への見積もり依頼(将来変更する場合でもアクセプトされるまで現在のものを維持)
・現Variable からTermへの切り替えオプションがないか確認

上記なるべく早く調べて対応したいと思います。
ちなみにお恥ずかしながら、現在のCash Valueは私の記憶では投資金額より遥かにマイナスなので、利益に対するタックスは心配しないでよさそうです。もしかしたら引き出してCapital Lossに計上できるかも? でも、F Friesさんのおっしゃる「入金を停止して引き出しチャージがなくなるのを待つ」というのが一番の対応策のように思いますので、夫と検討してみます。

アメリカでは何もかも自己責任、無知が一番怖いということを改めて感じる今日この頃ですが、こちらのサイトのような場所をご提供いただけて大変心強いです。
改めて、どうもありがとうございました。これからもこちらをたよりに勉強を続けさせていただきます。

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