ラジオを聴いていたら、知らないまま無用のサービスの料金を、9年間毎月クレジットカードで払い続けた女性の話が耳に入ってきた。
LA Timesの元記事はこちら。
When credit card charges keep slipping in
9年前、この女性(現在68歳)の所にレンタカーの会社から$10のチェックが送られてきた。彼女は「この前の旅行でレンタカーを使った時のリファンドでしょうね」と思い込んで、深く考えずに現金化してしまった。
でも、小さい字の注意書きには、『このチェックを現金化すると、自動的にAutoVantageという会社のRoadside Serviceへの加入に同意したことになります』と書かれていて、その料金$10程が毎月クレジットカードにチャージされ始める。カード情報はやはり、レンタカーの会社から流れたのかな。
この女性は、毎月のステートメントに"TLG*AutoVtg"という訳の分からないチャージがあるのに気付いていたけど、ご主人の車のメインテナンスの費用かなにかだと思って放っておいたという。
このクレジットカードは9年の間にID詐欺などで2回ナンバーが変わっているのだが、Visa社はその度にサービスの一環としてこのチャージを自動的に新しいナンバーのカードにトランスファーしていた。
9年間の間に払った合計額は$1000を超えるという。
この記事を書いた記者のDavid Lazarusさんは、Consumer Advocateとしても活躍している熱い人なので、
・AutoVantage社の詐欺的な手法は許せない
・カード会社は、これら継続チャージをトランスファーするかどうか、当人に確認するべきである
という2点に怒りを向けている。
私からみると、
・小さいことでも、夫婦間で臆せず話し合おう
・クレジットカードのステートメントは一項目ずつ確認しよう
・小さい字で書いてあっても、注意書きはちゃんと読もう
そんな古典的な教訓もあるように思える。
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