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金貸しと金利と回収率

通りすがり

さて未だにBank Linkが終わらないLC、ちょっとGoogle SpreadsheetでNARやIRRを計算するものを作ってみました。

https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0ApOhPqGzNm71dG5lTjhJSjlOVH…
設定は10kを8%で36回という、LCのwebの例にあったパターン。

前回の説明の通り、NARは月日が経つほど(合算Principalが積み上がるほど)減ります。
最終的な利回りは11.68%。APRに直せば3.75%です。
これはキャッシュ・フローを再投資していないためprincipalが減れば減るほど実質利回りが減るからです。
同じ8%のNoteに再投資すれば、当然8%弱(1%のService Feeがあるので)となります。

まあ言わば、普通のローン計算シートと同等です。
が、このスプレッドシートは「回収率」「内部利益率」を含んでるのがミソ。
8%、36ヶ月の融資の場合、回収率が100%(元本以上)になるのが33ヶ月後です。
それ以前にデフォルトされると、元本割れとなります。
当然融資利率が高くなれば、回収率が100%になる月日が短くなります。
例えば設定における'Interest (APR)'を12にすると、回収率が100を超えるのは31ヶ月後です。
(残念ながら匿名での編集が認められてないので、閲覧状態では値を変えて遊べません。データが欲しい人はxlsxに変換したものがgoogle driveからダウンロード出来ます)

また内部利益率、すなわち投資資本に対しての利益率は、当然回収し終わった状態で0%(損益分岐点)、ローン完遂で設定APR相当の8%となります。
(このXIRRへの引数にはService Feeを含めていませんが)

この辺りとprospectusに示されてるデータに対する考察や、ちょっと変なLending ClubのNotesに対するAPR設定などを次回かそれ以降に述べようと思います。

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