今日、郵便受けを開けてみたら、何やら大きな封筒が。このサイズは雑誌か、そうでなければ証券会社から来るProspectusとかAnnual Reportとかのサイズなので、「おっ、もしかしたら!?」と思って見ると、やっぱりそうでした。
Berkshire Hathaway(Warren Buffettの会社)のAnnual Reportです。
職場の403bではファンドばっかりで個別の株は買えないので、それ以外の口座で株を買っています。Berkshireは地元のよしみもあって、Class Bを少しばかり。Class Aといわれる「本物」は、いくら最近株価が落ちたとはいえ、とても手が届く値段ではないので。
BerkshireのAnnual Reportはわたしのような経済のど素人が読んでもそれなりに面白いという希有なものです。毎年、その季節になると新聞や雑誌のビジネス、ファイナンス欄で必ず取り上げられるので、すでにご存知の向きも多いと思いますが、今年の名言は、たとえば、(勝手に意訳しています)
“Beware of geeks bearing formulas.” (「数式を濫発する『専門家』には要注意」)
“Participants seeking to dodge troubles face the same problem as someone seeking to avoid venereal disease: It’s not just whom you sleep with, but also whom they are sleeping with.”(「(デリヴァティヴに起因する)トラブルを避けるには、性病予防と同じように考える必要がある。つまり問題は、自分の相手が誰であるかということだけではなく、自分の相手が他に誰を相手にしているかということである。」)
こういう風に言われると、経済というものは何やら不思議な魔術ではなく、常識の範囲で理解できないものは、根本的にどこかが間違っているんだろうと納得させられてしまいます。
1995年以来のAnnual ReportはBerkshireのサイトに載っていますので、興味のある向きはのぞいて見てください。
コメントを追加