ようやく待望のプリウスを手に入れました。今の車(カムリ)は、燃費はそこそこ優良だし、買って十年以上になるけれど文句も言わずに真面目に走るし、非常に良い子だったのですが、何しろ走行距離14万マイル(22万キロ)。大西洋にも太平洋にも、カナダにもメキシコにも行ったことがあるという歴戦の強者なので、そろそろ引退させてやらんといかんなあと、昨年の夏以来、車の買い替えを考慮していました。
去年の夏、ガソリン価格が高騰したときに真剣にプリウスを検討したのですが、何しろ納車は何ヶ月もかかる、Craigslistなどで見ると、中古車を新車以上の値段で売っている。そのうちに、2010年モデル(つまり、今年の新車)はマイナーチェンジではなく全く新しいモデルになるという話を聞いたので、今年まで待つことにしました。
車を買うときにいつも一番嫌なのが、ディーラーのショールームで値段の交渉をすることですが、今回プリウスは人気車種なので、最初っから値引き交渉の範疇外。「これは定価でしか売りません。嫌なら他に順番待ちをしている人がいますから、その人に売りますから買ってもらわなくて結構です。」という強気商法です。実際、わたしの注文した車も、納車された日に「定価より500ドル多く払うから、順番を飛び越して自分に売ってもらえないか」というお客さんがいたらしいです。
夏場の土曜日の午後ということもあったのでしょうが、わたしたちがショールームで書類の出来上がりを待っている間もかなり多くのお客さんが出入りしており、ほんとうに不景気なの?と言いたくなるような賑わいでした。セールスの人の話によると、今日はもうこれで35台、車を売ったとか。このあたりはバブルの波をあまり被っておらず、失業率もほとんど上がっていないことも影響しているのかもしれません。わたしたちはオマハに住んでいますが、地元のディーラーには希望するタイプのプリウスの入荷予定がなかったので、車で二時間離れたアイオワ州のデモインで車を買いました。アイオワにせよ、ネブラスカにせよ、このあたりはそれほど日本車に人気が集中する土地柄ではないと思うのですが、(大学生の女の子がピックアップトラックに乗ってるのも珍しくありません)こんな中西部のまっただ中でトヨタのディーラーが繁盛しているのを見ると、本当にこのブランドはアメリカに根付いたのだなあと実感します。
(disclaimer: 小口ながら、わたしはトヨタの株主です。)
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