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会員カードの謎

F Fries

アメリカのスーパーやドラッグストアでは、よくレジの所で「会員カードをお持ちですか?」と聞かれます。

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これはシカゴ地域のドミニクスというスーパーのカード。ドミニクスは現在はSafewayの系列店。

会員カードを見せると割り引きが付くので、よく行く店は必ず会員になるようにしているのですが、これに関して不思議なことを発見!

どうも、カード読み取り機は、そのカードがどこの店(チェーン)のものかということを認識していないようなのです。

最近はセルフチェックアウトのあるスーパーが増えましたが、うちの近くのスーパーでは機械の前に立つと、まず最初に「会員カードをお持ちの方は、カードをスキャンしてください。」と出ます。そこで間違えて他所のスーパーのカードを機械にかざしてしまったら、これがなんの問題もなく「ピッ」といってスキャンされてしまったんですねえ。(本当に間違いだったんですよ!機械を騙してやろうと思ってやったんじゃありませんからね!)次々と商品をスキャンして計上されていく金額を見ると、「一般価格$3.49、会員価格$2.99」なんてのはちゃんと会員価格で計算されている。

間違ってかざしてしまったスーパーとそこのスーパーが、親会社を同じくする系列店だったわけではありません。全く関係のない店どうし。

思うに、店員のいるレジで他所の店のカードを出したら、店員が「これはうちのカードじゃないよ」と言うだろうだから、カードのバーコードには最初から店を特定する情報を入れてないのかもしれません。

それに、スーパーの会員カードは点数が貯まるわけじゃなし(最近はマイルの貯まる店もあるらしいけど)、店にとっては顧客のdemographic(住所、性別、おおまかな年齢層)と買い物傾向のデータを集めるためのマーケティングリサーチのツールなわけだから、あんまり厳密に出来てないのもかも。(つまり客は50セントの割引と引き換えに、マーケティング情報を公開しているわけ。)

日本だったらどうなんでしょうね?これってやっぱりアメリカ的な大らかさ(=ずぼらさ)なんだろうか?

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