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金は天下の回りもの

F Fries

しばらく前に大学から「不況のため大学も経営が苦しくなっています。12月中に寄付をしていただくと、今年の節税になります。どうぞよろしく。」というメールが来た。

最近は寄付のお願いがE mailで来ることが多い。昔は郵便で、しかも中に自分の住所シールなんかが入っていたので、寄付はせずに住所シールだけをいただいておくということをよくやっていたのだけど、最近は住所シールが不足気味。まあ、ほとんどの請求書はonlineで払うから、住所シールを使う機会もうんと減ったけれど。

それにしても、それほど大した給料ももらってないのに寄付をしろとは何事か、と思わず苦笑してしまった。だいたい大学からもらった給料を大学に寄付という形で返すなんて。。。

まあ、でもその給料も、大学から出る部分は自分(や他の人たち)が払った州税から来るわけだし(うちは州立なので)、グラントから来る部分はこれまた自分(や他の人たち)が払った連邦税から来るわけである。しかもわたしが払う程度の税金では、グラントとしていただく額よりずっと少ない。グラントを取れば税金を回収して、その上おつりが来る!妙な論理かもしれないけれど、これがグラントを書くときのわたしのモチベーションの一つである。(せこい?)

前にも書いたように、今年はキャピタルゲインがあるので、それを考慮して大学に少し寄付をしておいた。どうせ税金に取られるくらいなら、喜んでもらえるところに寄付する方が気分がいい。アメリカ社会で寄付が大きな位置を占めるのは、結局はそういうことなのだと思う。

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