二週間前、10年ものの骨董品携帯からいきなり iPhone に変えてみた。前々から iPhone が欲しかったのだけど、電話だけでも通話プランにデータプラン、その上、 iTune Store に直結してこれでもか、これでもかと様々な方法でちょっとずつお金を取るように出来ていることは知っていたので、無駄使いの誘惑に負けないよう、ずっと我慢してたのだが、、、
ちなみに、どうして BlackBerry じゃないのかと言うと、 BlackBerry だといかにも職場のメールが地の果てまで追っかけてくるようなイメージがあるのが嫌だったから。(大学でも BlackBerry 使ってる教員は大勢いる。皆さん、セミナーや会議の最中でも、ピヨヨンと鳴るたびにメールを確認してるが、そんなに緊急を要する案件がメールで飛び交ってるとは思えないんだけどなあ。)それに、わたしは昔から Mac ユーザーということもある。
さて、 iPhone を手に入れたからには、やっぱり App を使ってみたい。はっきり言って、こういう機能を使わないなら iPhone にした意味がないのだから。そこで以前から気になっていた Kindle の iPhone バージョンを入れてみた。これは、実は iPad の購入も考慮しているので(ハッハッハ、実はわたしは欲しいものだらけの物欲人間なのである。「物欲」と「ケチ」が頭の中で絶えず綱引きしていて、大抵は「ケチ」が勝つのだが、時々、抑制がはずれる。 iPad は実は旅行用ラップトップの代替に考えている。今のところ、 MS Office はおろか Google Doc もちゃんと機能しないらしいので、まだちょっと早すぎると見ている。でも、今年末くらいまでには、そのあたりの周辺環境がもっと良くなってほしいものである。)、電子機器の画面で本を読むための試行という意味もある。
本は普段は Half Price Books のバーゲン棚で漁るので、正規の Kindle Store の10ドルは痛いなと思っていたら、版権の切れた本は Kindle Store でも Kindle Popular Classics という無料版があるのですね。これは Project Gutenberg とかが存在する以上、古い本に課金していたのでは太刀打ちできないと Amazon 側が判断したのだろう。
オンラインカタログはあまり見やすくはないが、次々とページをめくっていくと、おっ、こんな本もある、あんな本もある。いわゆる「古典」である Dickens や Jane Austen を読むには最適と見た。いくら版権が切れた19世紀の作品でも、実際の紙の本は無料では手に入らないから。古い粗悪なペーパーバックの手触りというのがわたしは大嫌いで、それに悩まされる心配がないというのも利点。(それに無料だから、途中で挫折しても怖くないという邪な考えもある。)月曜日にシカゴの日本領事館に行かねばならないので、飛行機の中での読み物として、いくつかダウンロードしておいた。 iPhone の画面は小さいけれど、すごく鮮明だし、意外と読みやすい。ページサイズが自動的にアジャストされるので、コンピューターの画面上で PDF を読むよりましだと思う。 iPad ならもっと良いことが期待される。
でも、 Amazon.co.jp に行ってみたけど、日本語の Kindle 本ってまだないのね。
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