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誰にファイナンスのアドバイスを求めたら良いのか?

Nobu

ファイナンスの知識が十分でない場合、誰を信じてアドバイスを求めたらよいでしょうか?例えばファンドを買うとき、自分に十分に知識がないと感じてアドバイザーに助言を求める人もいるでしょう。ところがそのアドバイザーの助言が適切なものか、どうやったら判断できるのでしょう?

Wired Visionのニュースによると、人は「専門家」に話を聞くと無条件にアドバイスを受け入れてしまう傾向があるそうです。

専門家のアドバイスで、脳は「思考停止」

これは金融業界の仕組みそのものと言えるのかもしれません。知識が十分でない一般投資家にアドバイザーが助言し、脳を思考停止にさせた状態で金融商品を売る仕組みです。

ではどうしたら良いかと言うとアドバイザーが信頼できる人であるかどうか、判断する必要があります。そのためには十分なファイナンスの知識が必要となります。しかし、十分なファイナンス知識があれば最初からアドバイザーに助言など求めません。

結局のところ、最終的には自分で判断できないといけないと言う事ですね。新年のご挨拶でも書きましたが、いろいろな判断材料を私からも、皆さんからも相互に情報提供できるといいな、と思っています。

ポピー(ゲスト) 2009/04/09(木) - 20:05

ほんとうにそう思います。

マードフ詐欺事件でも専門家として定評を持っていたマネー・マネージャーやフィーダー・ファンドが実質的には仲介セールス業としてウワマエをピンはねしていた図が今浮き上がってきていますよね。

Bear Stearnsも崩壊した内部ヘッジファンドを崩壊直前まで(崩壊不可避を分かっていながら嘘をついてでも)富裕層の顧客にもっと売り込もうと必死だったようです。

お金を稼ぐのは金融商品のセールでアドバイスでは無い以上、アドバイザーとセールスを同じ屋根の下に置けば、お金を稼ぐ方の理屈がもう一方に影響を与えるのは不可避なのかもしれません。ブランド・ネームでお客を集め、「専門家」を使って信頼を取り、投資商品を売りこむ。そういった傾向は金融業界には多かれ少なかれどこにでも見られるし、特に一般顧客向けのMoney Managementの難しい部分なんでしょうね。

自分でも周囲の人でも、お金に関して痛い思いをするのはやはり自分自身で情報を集めて判断することをせずに誰か「専門家」らしき人に判断を委ねてしまった例が多いように思われます。

良い情報交換の場を与えてくださって、Nobuさんありがとうございます。

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