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医療改革の代償(?)

Nobu

オバマ大統領の医療改革の議論がなかなかうまく進んでいないようです。いろいろな理由があるでしょうが、それはおいておいて、あまり注目されていないFSAに関する議論を見てみましょう。

医療改革と同時にFlexible Spending Accountに関しても変更が提案されています。これは改革に伴う財源を補うため。お金が必要になればどこかから出さなければなりません。

想定されている変更点は、1.FSAの上限を設定する、2.市販薬(Over-the-counter medications)を対象外にするなどです。この変更には賛成、反対両方の意見が出ています。

賛成派はこれで医療改革の財源ができるし、FSAがあると無駄に医療費を使ってしまう、使わなかった分は取り上げられてしまう、手続きが面倒な割にはメリット(節税効果)が少ないなどです。

反対派の意見としては、富裕層には影響が少ないが低所得層に取っては重要な節税手段であり、これがないと十分な医療が受けられなくなってしまう、FSAは企業にとって重要な福利厚生の一部である、予防医療などを受ける人が減ってしまうなどです。

この議論が難しいのは、(少なくとも私からすると)どちらの意見もある程度正しいからです。今後、議論がどのように進むかは予測できませんが、早ければ来年からFSAの制度が変わるかもしれませんなら、どのようになっても大丈夫なようにFSAに関する変更に注意しておくべきです。

参考記事:
Curbing Flexible Spending Accounts Could Help Pay For Health Care Reform
Forget the whales; Save the FSA!
HEALTH CARE REFORM INITIATIVE - CONTACT YOUR CONGRESSIONAL LEADERS TODAY
Health-care reform may trim our flex-spending accounts

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