クレジット関連の話題が最近続きますが、今日もFICOスコアに関して取り上げます。Boston Globeに掲載されたMichelle Singletary氏の記事によると、クレジットヒストリーが良好な人はカードの限度額を減らされても、FICOスコアへの影響はほとんどないか、あってもわずかだと言うことです。
Credit limit cuts shouldn’t cause panic for consumers who use their cards wisely
限度額を減らされた3300万人を調査した結果、2400万人はヒストリーに支払い遅れなど否定的な記録はありませんでした。そのうち、850万人のスコアは下がっていましたが、20ポイント以内だったそうです(残りは変わらないか、上がっていた)。どうやらヒストリーが元々優良な人は限度額の変更ではほとんど影響がないようですね。
この記事ではそれ以外にもFICOスコアに関して興味深い点が述べられています。
- 限度額が減らされてもスコアが逆に上がった人がいる
- 限度額の下げ幅は平均$5,100
- 消費者の5人に1人は限度額を下げられている
記事には詳しいことは書いてないので分かりませんが、限度額の合計があまりにも多すぎるといつでも多額を借りられるのでそれもリスクと判断される場合があると聞きました。限度額が下がって(きっとほどほどの額になって)スコアが上がったのかもしれません。
限度額を下げる時は一気に大幅に下げる銀行側の姿勢がうかがえます。このサイトにブログを寄稿してもらっているF Friesさんも限度額を減らされたということでしたが、下げ幅が大きいことなど調査の内容と合致しています。
かなり広範囲にわたって限度額の切り下げは行われているようですね。
結局のところ、普段からクレジットヒストリーが良くなるようにしていれば、本人のクレジットリスク(お金を借りても返さない可能性)が高くなければ影響は少ない、という事のようです。
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