The Bureau of the Public Debt(アメリカ国債局)は13日、来年1月からは紙のSavings Bond(個人向け国債)の金融機関での店頭販売を中止すると発表しました。Savings Bondはアメリカではおじいちゃん、おばあちゃんが孫にあげるイメージが定着していて、告知でも「Savings Bondはアメリカの歴史であり文化ででもある」とあります。紙(証書)の形での発行が終了することで簡単に孫に渡すことが出来なくなります。
投資対象としてみた場合はSavings Bondの重要性は近年、ほとんどなくなっています。率が低いこと、1年間に買える限度額があることなどが理由です。敢えてSavings Bondを買う理由を挙げるとすれば、手軽に課税を先延ばしに出来ること(Savings Bondは利息が付いても換金するまで税金を払わなくて構わない)、教育費目的で換金した場合は利息が非課税になる(場合もある)ことくらいでしょうか。
なお、どうしても紙がほしければSeries I Savings Bondであれば税金の還付金(Tax Refund)を使って買うことが出来ます。
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