フィナンシャルプランナーなどの間では知られている方法のようですが、社会保障を使って実質的に無利子でお金を借りて資産運用することができます。方法は次のようなものです。
- 62歳になり受給資格が発生したらすぐに社会保障を受け取り始める。
- 受け取ったお金で資産運用する
- 70歳になったら、62歳から受け取り始めた給付を無かったことにしてもらう
- すぐにもう一度、受給申請をする
この時点ではFull Retirement Ageに達していないので本来受給できる給付金よりも減額されます。
受給したお金は使わずに運用します。
今まで受け取ったお金を全額返金することで給付が無かったことにしてもらうことができます。この間、運用した利息は返金する必要はありません。
70歳ではFull Retirement Ageを越えているので満額よりも多く、受給できることになります。
参考記事:
Payback: Making Money Off Social Security
社会保障は受給を遅らせるほど、毎年もらえる金額は増えます。そこで可能であれば受給を遅らせたほうが良いといえます。しかし、上記の方法を使えば受給を実質的に遅らせるものの、70歳になるまでの間、社会保障を無利子で借りて運用し、利息だけは自分のものにすることができます。
ネットで検索するとこの方法に関する解説がいくつもでてきます。もし本当にこの方法をやってみようという場合は、慎重に考えてください。例えば資産運用に失敗して元本を返せなくなった場合、70歳で満額より高く社会保障を受けることができなくなってしまいます。
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