以前にW-4の話題がいくつか出ました。
W-4 のAllowance
カリフォルニア州税の確定申告
federal tax未払い
最近、W-4の計算をいろいろする機会があって面白いこと(!?)を発見しました。
- W-4のAllowanceを説明どおりにしても、税額が一致することのほうが少ない
- Allowanceを0にしてもぜんぜん足りない場合もある
- Worksheetを使えば近い数字が出ることもある
W-4のAllowanceは自分、配偶者、扶養家族、子供関連のクレジットで決まります。しかし実際の税額はそれ以外にも実に多くの要素(利息収入や控除など)が影響して、このように大雑把な方法ではまったく正確な金額とは程遠いものになってしまいます。
項目別控除がまったくなく(つまり標準控除を使い)、それ以外の控除やクレジットがまったくない場合、Allowanceを0にしても引かれる税金が足りない場合があります。Allowanceにマイナスはないので、追加で税金を納める必要があります。
W-4の裏にあるWorksheetを使う場合、実際に必要な税額に近い値が出る確率が高くなります。ただ、それでも誤差が少なくなるといった程度です。指示の通りにやっても10%以上、違ってくることもあります。
結局、その年の税額はその年が終わってみないと分かりません。源泉徴収額でできるだけ正確に収めようと思ったら、控除や収入(労働収入だけでなく利息収入など)を正確に計算してW-4を頻繁に出して修正する必要があります。それではあまりにも面倒なので、ペナルティが掛からない範囲になるように収めておくのが良いかも知れません。
コメントを追加