今更ながらですが映画「Social Network」を見ました。内容は真偽のほどはさておき、とても面白い内容で、インターネット企業が成長する過程を描いています。実在の人物は「あれはフィクション」といっているので、そうなのかもしれませんが、「そういうこともありそう」と思わせるストーリーなのが良かったです。
この映画、Amazonのインスタントビデオで見ました。前に別の映画をAmazonで見たのですが(Netflixのオンラインではちょっと古い90年代のある映画がなかったので)、1クリックですぐに見れるし、値段もそこそこ(映画によって$1.99~$3.99ほど)。わざわざDVDレンタルに店に行くのも嫌だし、かといってNetflixのように毎月見ても見なくてもお金が出て行くのが嫌だったので、ちょうど良い感じです。
この下にネタばれありですのでご注意ください。
映画の中のファイナンス部分も興味を引くものがありました。Facebookの共同創設者であるエドゥアルド・サベリンの出資比率が当初は30%、その後、ベンチャーキャピタルからの出資の際に34%へ上昇、しかし、さらにベンチャーキャピタルから増資があったときに何と0.4%へと所有株式の割合が減ってしまうことです。映画の中では詳しく説明はありませんが、スタートアップは成長していく段階で色々な株式(優先株と普通株とか)を発行し、その中で希釈化(Dilution)してしまう株式もあるのでしょう。それをよく理解せずに(あるいは書類を確認せずに)サインしてしまった結果、そうなってしまったようです。経営学を勉強していて知らないとは言えない内容です。なお、ウィキペディアによると、その後、訴訟で5%まで保有率を上げたようですが。
今日の教訓:書類にサインするときは中身を全部読みましょう。
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