銀行がPayday Loanもに関する投稿です。
アメリカの低所得層をいかに銀行制度・現代金融制度に引き入れるかというのは、すごーく難しい問題なんですよね。
FDICの調査によると、アメリカの一般世帯のの8%は銀行口座を一切持っていないとか。持っていてもPayday LenderやCheck Cashing等の銀行外のサービスを頻繁に利用する世帯も別に10%ほど存在するそうです。Unbanked またはUnderbankedと呼ばれる経済層。
http://www.economicinclusion.gov/about_survey.html
http://money.cnn.com/2009/12/02/news/economy/fdic_survey/
オーバードラフトフィーの付いた口座をほったらかしにして、銀行のブラックリストに載せられたり、不法移民で必要書類がなかったりして、もう銀行口座が開けない人たちは、Payday LenderやCheck Cashing Storeを代用して、高い料金を払いながら前時代的に不便な生活をすることになり現代金融経済にフルに参加できない。
でも、銀行も残金の低い口座を多数抱えるのと費用ばかりかかるし、色んな手数料をチャージしないと元が取れない。このdirect-deposit advanceもその一環なんでしょうが、下手をすると銀行側がPredatory Lendingをしていると責められる。
Walmartに金融サービスを開いたり、他の会社が一種のプリペイド・カードを作って銀行もどきのサービスを提供して、この所得層を現代金融制度に組み入れようとする試みも色々あるんですが、どうなるんでしょうね。
Re: 「銀行がPayday Loanも」について
Nobu 2011/08/20(土) - 18:33銀行制度に引き入れることは徴税(の強化)にもつながるので重要な問題ですよね。となると、普通の銀行でPayday Loanを扱ってシステムに引き入れることは意外と良い方法のような気がします。規制するよりも推奨するべき(もちろん、ルールは必要ですが)なのかもしれません。下手に規制するとこういった人たちは余計にアンダーグラウンドのシステムに頼るようになってしまうかも知れませんから。
Re: 「銀行がPayday Loanも」について
ポピー(ゲスト) 2011/08/22(月) - 13:26そうですね。私もそういう形で低所得層を現代金融制度に引き入れるというのもありかと思います。
低所得層の金融ニーズに応えることと、同層から搾取するというのは、一線がありそうで実際は境界線が無いのが非常に難しい所ですが。
Payday Loanも闇金融もどきの所もあるけれど、大手は顧客の個人情報をがっちり握っていて、言い方は悪いけど、生かさず殺さずのサジ加減が非常に上手なんだという話を聞いたことがあります。
正直な所、銀行はそういったサジ加減とか全然下手そうな気がしますが(笑)。
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