今週はブログ書くネタないわ、平和やわ〜と思ってたら、この前の意味不明なスパムテキスト、今月分の電話の請求書を見たら、しっかりsubscription $9.99というのがチャージされていた!!!もちろん直ちに電話会社に電話。
「AT&Tにお電話いただきありがとうございます。本日担当させていただきますxxxxです。電話番号xxx-xxx-xxxxの件でお問い合わせですか?」
「そうです。」
「お名前をどうぞ。」
(名前を言う。どうせ向こうは、画面に出てる名前と合致するかどうか確認するだけだろうから、綴りはいらないだろうと思うのだが、いつも念のため綴りを言う。)
「ソーシャルセキュリティ番号の下4桁をどうぞ。」
「xxxx」
「ご用件は何でしょう?」
「えっとですねえ、請求書を見たら、申し込んだ覚えのないsubscription $9.99というのがあるのですが、これはどういうことでしょう?」
「はい、すぐに調べますね。」(キーボードをガチャガチャ言わせる音。)「はい、チャージを消しました。$9.99をアカウントにクレジットしておきます。」
(こんなに簡単に消してくれるということは、よっぽどたくさんの怒りの問い合わせがかかってくるからに違いない。しかしこっちが「消してください」と言う前に消してくれるとは!)
「今後、勝手にこのアカウントにチャージできないように無料のpurchase blockをかけることもできますが、いかがでしょうか?」
(あ、これ、向こうから言ってくれへんかったら、こっちから聞いてみなあかんと思ってたんよね。でも、これも向こうから言うてくるなんて、すごいやん。それにしても、なんで第三者が勝手にチャージできる状態がデフォルトで、わざわざブロックをかけなあかんの、と思いながらも、どうせ教えられた台本を棒読みしてるだけのカスタマーサービスのおばちゃんに喧嘩を売って時間を無駄にするのももったいないので)「あ、それお願いします。」
「ブロックをかけると、アカウントに直接チャージされるタイプのお買い物はすべて出来なくなりますが、よろしいですね。」
「はい、大丈夫です。」
直後に来たメールによると、このpurchase blockというのはparental controlの一部で、子供が勝手にゲームやリングトーンを買ったりするのを防ぐのが目的らしい。なるほどね。しかし、子供が携帯端末からゲームを買うという仕組みはまだ理解できるが、関係ない第三者であるスパム会社が、携帯端末と関係なくアカウントにチャージできるという状態はどう考えても間違っている。
どうやらこれは最近、大きな問題となりつつあるようで、今日のNew York Timesにも同じような例が!(今日の記事は2週間前の記事の続きなので、2週間前の記事も読んだほうが全体の流れがわかりやすいかも。)注文した覚えのないサービスを請求書に潜りこませるやり口にはcrammingという「専門用語」すらあるらしい。
電話会社から満足のいく返答を得られなかったNew York Timesの記者は、FCC (Federal Communications Commission)に質問状を送ったそうだが、「公開するのも恥ずかしい」ような意味のない紋切り型の返事しか返ってこなかったそう。
スパム会社が電話会社に収益の一部を払っていて、さらにスパム会社や電話会社が強力なロビイストを議会に送り込んでるからFCCはこれを放置しているのかしら、なんて考えすぎよね。
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