メインコンテンツに移動

Pre-taxとAfter-tax IRAの所有。After-tax non-deductible traditional IRA ($6000)は意味があるか。

片岡(ゲスト)

やらないよりも、やった方が良いかな〜と軽い気持ちで、traditional IRAを始めました。 もしかして、しくじったかもしれないので、確認させて頂けませんでしょうか。 勉強不足です。 泣。。。

今、401k以外に、以下の2種類のIRA口座を所有しています。 夫婦合わせて、IRAのインカム制限以上の給与があります。

*所有口座 #1 Pre-tax traditional IRA (401Kからのトランスファー)   

*所有口座 #2 After-tax non-deductible traditional IRA (自分の銀行口座から 6000 ドルですが2020から軽い気持ちで初めて始めました。

*将来所有する口座 #3 2021年から初めて始めることは、after tax 401K に拠出し、それをRothにコンバート。

金額としては、99%は#1のPre-tax traditional IRAで所有し、1%は#2のAfter-tax non-deductible traditional IRAで所有しています。

質問)気付いたのですが、IRA 内で、Pre-tax とAfter-tax の物を保有していると、ややこしくて今後引き出す時にタックスの計算がさらにややこしくなるでしょうか? 毎年、6000 ドル積み立てる意味あるのかなと思っています。 これって、普通皆さんがやってらっしゃることなのでしょうか?

質問)After-tax non-deductible traditional IRA($6000)の口座を取り除きたい場合、税金に影響しない、どのようなオプションがあるでしょうか。 #3でやろうとしている、after tax 401Kへのトランスファーでしょうか? かなり混乱しているので、教えてください。

jinmei 2020/12/29(火) - 01:44

この問題について、詳しくは以前blogを書いたことがあるのでご参照ください。要点だけを書きますと、

  • 最初のご質問については、計算は確かにややこしくなります。が、税金の計算の問題だけならソフトなり会計士なりに任せればいいとして、より大きな問題は、traditional IRAからRoth IRAにconvertするとその額のかなりの部分についてconvertした年に課税されてしまうことでしょう。わざわざNon-deductible IRAに拠出しようとする場合、多くはRothへの(非課税での)convertを目的としているのではないかということを考えると、pre-tax traditional IRAの資産がある状況でのnon-deducitible IRAへの拠出は「普通」はやらない人が多いと思います。
  • 2番目のご質問については、私の知る限りではafter tax資産自体をきれいに取り除く方法はないと思います。ただし、pre-tax traditional IRA内の資産をpre-tax 401kにrolloverし、どのIRAにもpre-tax資産がない状態にした上で、non-deductible IRAの資産をRoth IRAにコンバートする、という方法は(制度上は)可能です(ただし401k planがplanのポリシーとしてこのようなrolloverを認めていないことはあり得ます)。このことについても以前blogを書いています。

なお、私の理解では、after-tax資産を(after tax)401kにrolloverすることはできない(IRAからrolloverできる先はpre-tax 401kアカウントのみ)はずです。詳しくはIRS Pub 590-Aの"Rollovers"の項、とくに表1-4をご参照ください。

片岡(ゲスト) 2020/12/29(火) - 10:50

after-tax IRA $6000を pre-tax 401kにロールオーバーすると、 将来引き出す時に、$6000の部分に関して、ダブルタックスを払うことになるのでしょうか?  

うーん、やっぱりしくじりました。泣。。

Nobu 2020/12/29(火) - 11:30

部分的にしか理解していないのですが、non-deductible Traditional IRAへの拠出が2020年だけであれば、確定申告前に引き出すことで拠出が無かったことに出来る可能性があります。
https://arstechnica.com/civis/viewtopic.php?t=1268049
https://money.stackexchange.com/questions/76959/can-i-withdraw-a-non-de….
https://ttlc.intuit.com/community/retirement/discussion/i-made-a-nonded…

もし既存のPre-tax口座と一緒になっていなければ引き出しは比較的簡単のようです(non-deductibleの口座全額を引き出せば良い)。一緒になってしまっていれば、ファンド会社にいくら分がnon-deductibleに相当するか計算をしてもらってその金額を引き出すことになります。

どこかに落とし穴があるかもしれませんので、税理士/会計士に相談してから実行することをお勧めします。

2番目の質問と関係しますが、Rothへのコンバージョンをするために一時的に使う以外にはnon-deductibleを持つ意味は無いと思います。jimneiさんが仰っている通り、pre-tax IRAをpre-tax 401kへRolloverして、IRAが全くない状態にすれば、それ以降は楽になると思います。

jinmei 2020/12/29(火) - 16:56

>non-deductible Traditional IRAへの拠出が2020年だけであれば、確定申告前に引き出すことで拠出が無かったことに出来る可能性があります。

なるほど、確かにPub 590-Aにもそのように記載されていますね。失礼しました。

> after-tax IRA $6000を pre-tax 401kにロールオーバーすると、 将来引き出す時に、$6000の部分に関して、ダブルタックスを払うことになるのでしょうか?

After-taxの$6000はpre-tax 401k口座にはそもそもrolloverできない(許されていない)のではないかと思います。一方、Roth IRAにconvertすることは可能で、それをするとconvertした年(将来の引き出し時ではない)にconvert額の大部分に課税されることになりますが、これは、(たとえIRA口座上の操作ではafter-tax資産だけをconvertしたように見えていても)税金計算上はpre-tax分とafter-tax分をそれぞれの比率分(ご質問の状況なら99:1で)だけconvertしたという扱いになり、そのpre-tax分に税金がかかるためです。なので、二重課税というわけではありません。が、まだtax bracketの高い現役のうちにpre-tax部分の税金を払ってRothに変えるのは普通は得策とは考えられないので、そういう意味では「不利」ではあります。

片岡(ゲスト) 2020/12/30(水) - 11:45

お返事ありがとうございます。 MezaseFI の時に一時勉強させていただき、その後15年位投資勉強はさぼっていて、年は40代になり、またこれから投資勉強を開始しました。(焦り) 今、持っているibondは、 MezaseFIの時に勉強して購入しました。当時は、家を購入する前で給料も低く、心の余裕がなくibond位しか購入できませんでした。懐かしいです。 以上は余談です。(笑)

>non-deductible IRA を持つ意味は無い

と仰っていますが、質問があります。

元々は、non-deductible after-tax IRAを毎年$6000 購入して積み立てる予定で、元々Roth にコンバートする予定はありませんでした。

Pretax とafter tax の税金計算がややこしくなるかもしれない、そして、他の人がなぜか同じことをやっていない、という理由で「なんとなく」止めた方が良いという気持ちになっています。

Roth にコンバートせず、non-deductible IRA を所有し続けるのが良くない、確定的な理由ってなんなのでしょうか? 

jinmei 2020/12/30(水) - 14:16

>Roth にコンバートせず、non-deductible IRA を所有し続けるのが良くない、確定的な理由ってなんなのでしょうか?

Roth IRAにconvertしないのが「良くない」理由であれば、traditionalのままにした場合

  • 引き出し時にearning分に課税される
  • Required minimul distribution(RMD)がある

が主なところだと理解しています。細かいところでいわゆる「5年ルール」などRothにとって不利な点もありますが、convertを非課税でできる状況においては、最初の1点だけをとってもRothにconvertしない理由はない、と言っていいのではないかと思います。

さらに、non-deductible IRAのままRoth convertせずに持ち続ける場合と、そもそもはじめからIRAには入れずに課税口座で運用した場合との比較だと、RMDがあることに加えて

  • 引き出し時のearning分が(capital gainでなく)ordinary incomeとして課税される

というのが前者を選ばない大きな理由でしょう。IRAの場合は、毎年の配当などへの課税が最後の引き出しまで繰り延べられるという効果はありますが、最終的にordinary incomeとして課税されるという不利が大きすぎて、大抵の試算では結局損だということになると思います。(Ordinary incomeとして課税されるという欠点はpre-tax 401(k)やdeductible IRAでも同じなのですが、deductible型の場合は拠出時に受けられる税控除の効果で総合的には有利になることが多い、というのがnon-deductible IRAとの大きな違いです)

片岡 2020/12/30(水) - 22:42

分かりやすい回答ありがとうございます。混乱していたので、救われました。

同じ$6000でも、課税口座の方が良い(Ordinary incomeよりも率が低いcapital gain そしてIRAのその他のルールに束縛されないので普通の課税口座にします。 after-tax IRA を Roth にコンバートしない理由は、backdoor をする際に気を付けること(例えば、トラディショナル Pre-tax IRAも、無い状態にロールオーバーしてから等)が沢山あるので、Roth 関連は熟考してから次回にします。

今日早速、バンガードに連絡し、エクセス リムーバル($6000 after-tax IRAの Undo)の処理を完了しました。
残りは、Form 8606 と Form 5329 をタックスリターン時に提出するだけです。 この Form はやっぱり心配ですね。ドキドキです。 タックスリターン時に、変な風にまた失敗しないようにしなければなりません。

コメントを追加

認証
半角の数字で画像に表示された番号を入力してください。