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健康保険をどうするか

F Fries

うちの職場の来年度の保険の選択の締め切りは明日。健康保険のチョイスを変えるべきかどうか、ちょっと迷っている。

うちは州立大学のためか、健康保険の内容はまあまあと言ったところ。今までの経験で一番良かったのは、私立の病院系の研究所に勤めていたとき。ここは自分のところの病院チェーンに行けば、deductibleなし、co-payなし、たいていの病気はまるまる100%がカバーされた。その上、美容整形にも職員割引、体外受精も何回かまでは保険でカバー。今の議会の健康保険改革で「キャディラック=プラン」と呼ばれて叩かれているようなやつだった。

今は年間一定額のdeductibleがあり、それを越えると保険が大部分(70%か80%)をカバー、自己負担がある金額を越えると保険が100%をカバーするようになるという、まあ、それほど悪くはないけれど、大喜びするほど良いわけでもない。

さて、そのdeductibleと自己負担の上限、それから保険のカバー率によって、うちの場合は保険が三段階に分かれている。ちょうど特上、並、お徳用といった具合である。保険の掛け金の自己負担分も、それによって値段が異なる。

わたしは本当に病気のとき以外にしか医者には行かないので(つまり、これまでほとんど医者に行ったことはない)、「特上」は最初から問題外。そこでこれまでは「並」にしていたのだけど、はたして本当に「並」が必要なのかどうか、だんだん疑問になってきた。(医者に行くのが嫌いな最大の理由は、自分の前世の商売が医者だったからである。)

「保険というのは、もしもの時の場合に備えてのことだから、うかつに保険料を節約すると、あとになって高くつきますよ。」

でも、保険のカバレッジの用紙をつらつら眺めるにつけ、「お徳用」の自己負担の上限額って、別に払えないような額ではない。これだったら、どうせ使わない(つもりの)健康保険なんだから、「お徳用」で十分なんじゃないだろうか?健康保険をやめるつもりはない。だって、アメリカの医療システムの不思議な点の一つだが、保険を持たない気の毒な人には、保険を持つ人よりも高い料金をふっかけるのが常だからである。

自己負担の高い保険に入る場合は、flexible spending accountにお金を入れなさい、と言われるけれど、この制度の最も嫌悪すべき点は、その年の使わなかったお金は没収されるという規則である。「税金」や「ペナルティ」ではなく、「没収」ですよ!年に一回の健康診断の分くらい、、、といっても、うちの保険はどのプランに入っても健康診断は無料で付いてくるので、これも必要ない。わたしはアレルギーでコンタクトは使えないし、眼鏡はいつも日本でつくる。

さあ、健康保険のチョイスの変更の期限は明日の午後5時。どうしよう?

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