Where’s George?というプロジェクトをご存知だろうか?サイトの立ち上げが1998年というから、インターネットの世界では「老舗」と言えるだろう。主旨は簡単、Where’s George?のスタンプの押された1ドル札を受け取ったら、このサイトにそのお札の番号と、受け取った場所(Zip code)を登録する。これによって、お札がどのように流通しているか追跡しよう、というプロジェクトである。
ここでいうGeorgeはもちろんGeorge Washingtonのこと。
偶然見つけたブログで、この流通データを使ってどのようなことができるかというビデオを見かけたので、このサイトのことを思い出したのだった。
ここでなるほどね、と思ったのは、「紙幣は空を飛ぶわけではなく、基本的に人の手から手へと流通する。つまり紙幣が動くということは、人が実際にそこに移動したという証拠でもある。従って、紙幣の動きを辿ることによって、人の動きを追うことができる。」という点。確かに言われてみればその通り。アメリカで紙幣が空を飛ぶのは、おばあちゃんが孫に誕生日カードと一緒にお小遣いをやるときくらいなものだろう。(それ以外はチェック。)
…と、ここまでが昨日の話。
そういや前にWhere’s Georgeの一ドル札、受け取ったなあ、あれ、どこに行ったんだろうと思っていたら、まさしく今日、Where’s Georgeから「あなたの1ドル札が見つかりました!」とメールが来たので驚いた。
わたしが手にしてから二年近くたって行き着いた先はペンシルバニア州。この間にどんな経緯を辿ったのかがわからないのが残念だが、逆に勝手に想像する楽しみがあると言えるかもしれない。
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