そこで、エージェントが紹介するインスペクターではなく、できるだけ自分で探したインスペクターに検査を依頼しましょう。こうすれば、不動産屋に有利になることを(ある程度は)防げますし、自分であらかじめ、そのインスペクターを評価してから依頼することができます。検査をする期間が短い期間に限られているので、事前にインスペクターを探しておくのがいいのです。
Yellow Page にはインスペクターがずらっと並んでいますし、The American Society of Home Inspectors (ASHI http://ashi.org/)の会員になっているインスペクターをZipコードから検索する事もできます。問題は良いインスペクターを探すにはどうしたらいいか、ということです。
Inspection Report
Home Buying For Dummiesなどを読むと、良いインスペクターのレポートと悪いレポートのサンプルがあります。それによると、良いレポートはチェックリスト形式ではなく、言葉で家の状態を記述してくれます。例えば単に「Capacity in Amps 60 in Volts 220」では、それが良いのか悪いのかわかりません。「The capacity was marginal. To handle the current loads, the main capacity should be increased」などと書いてあれば、電気容量が少なく、容量を増やす事が必要とすぐにわかります。もし、Inspection Reportのサンプルを頼んで、納得がいけば、そこに頼むのもいいでしょう。
ところが、上記の例のようなレポートを書いてくれるインスペクターは非常に少ないようです。ほとんどのインスペクターがチェックリスト形式のレポートを使っているからです。そこで、次善策としては、そういったレポートのサンプルを見せてもらいましょう。知り合いで実際に検査を頼んだ人がいれば見せてもらうのもいいでしょう。そして、いくつかの項目について質問して見て、どう答えてくれるかをチェックします。納得いく答えを快くしてくれるインスペクターなら合格です。
インスペクター探しを事前にしておけば、レポートのどういったところをチェックすればいいか、質問すればいいか、などが分かります。検査のときに聞くべき事がはっきり分かっていれば、チェックリスト形式のインスペクターしか見つけられなくても、ポイントを抑える事ができるでしょう。