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P2P Lending

通りすがり

(以下の話は決して人に勧められるものでは無い事にご注意ください。投資は自己責任でお願いします)
去年年末にRealizeした個別株の結構な量のお金が浮いたまま、ごりごり上っていく株価。
まあ1年ぐらいキャッシュポジションが膨らんでるのは良くあることなのですが、どうしたものかと思案に明け暮れたこの5ヶ月。
気付いたらLending ClubのTax Documentの扱いが変ってました。

結構有名ではありますが初耳な人向の解説をすると、Lending Club(以下LC)というのは
- LCはPeer-To-Peer Lending(個人貸借り)の手助け会社
- LCは借手の要求額を1枚$25のNoteに分割して貸手(Investor)に売り出します
- 貸手側は好きに選んだ貸手のNoteを最低1枚(=$25)から買うことができます
- 期日までに借手が借りたい金額まで集らない場合は契約が発生しない
- 貸手は情報は正確さはともかく、借手のCredit ReportやIncome等々を閲覧できる
- LCは借手をFICOスコアをベースに設定した独自グレード(A1~G5)に設定する。A1:低リスク、G5:高リスク
- 支払い毎に支払われたPrincipal+Interestが貸手に入ります。LCの取分は1%
- 36monthないしは60month loanが設定
- Base Interestがグレードと期間で設定
- A1で平均5.94%。G5で平均21.03%のInterest Rate
- 36month間(2008と2009の売出し分)でのCharge-Off率は
-- Grade-A : 3.5%前後
-- Grade-B : 10%強(2008)、7%強(2009)
-- Grade-C : 14%(2008)、9%強(2009)
-- Grade-D : 20%(2008)、10%強(2009)
-- Grade-E : 16%弱(2008)、14%弱(2009)
-- Grade-F+G : 25%(2008)、20%(2009)
といった感じの個人貸し仲介会社です。
金貸しですから当然charged-off/defaultリスクを背負ってます。
ついでに言えばLCが破綻した場合の貸金が全てcharged-offになる危険性がないことはないので、借手とLC2箇所のdefaultリスクを背負うことになります(笑

p2p lendingのビジネスモデルと一般の借手の動向等に興味があってやってみたかったんですが、1099sの報告がPer Contractベースなので$10未満の利子のIRSへの報告義務がLending Club側になく、自分でbookkeepingしていないと脱税扱いされても致し方ない状態だったので、小金で遊ぶにはちょっと面倒臭すぎる状況でした。

で、気付いたら、Lending ClubのTax Guide"が変ってるじゃないですか。Lending Academy March 7, 2013付より引用。

The big change this year is that Lending Club now reports all the interest you have earned on their 1099-OID. In
previous years it only included interest for notes where the total interest earned during the year was more than
$10. So, if you had a portfolio of only $25 notes you would never even receive a 1099. But legally you were still
required to declare all your interest income to the IRS.

これならTax Return時の作業が大したことがないし(実質1099-OIDをTTとかに入れるだけ)、ちょっと口座開けて遊んでみようかなと昨日口座開設申請しておきました(笑
とりあえず$1k程度なら消えても構わないので入れてみるつもりです。$1kで$25のNoteを40買えますしね。
って、これだと浮いてるお金の問題が全く解決できてないのですが(笑

収入たるInterestは当然通常Income扱い(すなわちQualified Dividendsとかではない)。
本来こういうNon Qualifiedな収入はIRA口座でやるべきで、LCはIRA口座も開いてくれます。
が、初年度$5k以上2年目以降$10k以上をキープしていないと口座管理費用を取られるので当面やる気はありません。
そもそも$1kが10%あがろうが20%あがろうが、誤差(笑

とりあえずFI planningの皆さんにネタ提供という事で、色々報告したりしてみようかと思います(笑

Nobu 2013/05/01(水) - 16:44

IRA口座までちゃんと用意しているのは、さすがですね。でも、自分のリタイアメント資金(拠出)の多くを使ってLendingだけすることになるのは無理がありますよね。

借り手のリストをざっと見たら、クレジットカードの借り換えとかが多いです。あとプールを作るとか。うーん、自分だったらあんまり貸したくない状況なんですが(笑)、どんな感じになるか、楽しみに待っております。

Kay 2013/05/01(水) - 22:38

そーいえば昔マイクロファイナンスっていうのがありましたが、どうなったんでしょうね。異国の人にお金を貸すウェブサイトがありましたが。$500とかで何かビジネスに必要な物を買っていたみたいでした。

それと同時にアメリカ人にお金を貸すウェブサイトも発見して、「新しい自転車買うから$2000貸して」とか書いてあって、「ふざけんなー!」と思った事があります(笑)

通りすがり 2013/05/01(水) - 23:15

> Nobuさん
基本(?)はCredit Card debtの借り換えですよねえ。全額支払わない時点でファイナンス的に失格じゃないのと思うのですが、
まあ、そういう人は世の中の養分という事なんでしょうねえ。
このあたりのp2p lendingが一般化する事によって世の中のlendingがいろいろ様変わりしたら面白いのですが。銀行への貯蓄も言わばLendingなわけですから、影響が皆無というわけではない・・・はず(笑

> Kayさん
そんなウェブサイトがあったんですねえ。
というか、自転車ぐらい自分で貯めて買えよッて思っちゃいますよねえ・・・なんでこう無計画なんだろうか、アメリカ人(笑

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