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まだ住宅価格は下がると思う

Chee
ここのところ、とにかく前向きに考えないとと思って、少しの間、住宅バブル崩壊&金融危機の話題から離れ、どうやってアメリカで暮らしていこうかという内容ばかり書いてきました。

でも、行き詰っています。
なぜかというと、ひとつは、全てのプランは「いい仕事さえあれば」という仮定があっての話ですからね。それが今は難しいわけでしょう?

前に「生活費、計算してみる」で、普通に暮らすための生活費を出しましたよね。
結局あれだけ高コストになってしまうと、給料がそれに見合うものであるか、住宅価格がもっとずっと低くなってくれるか、他の生活費が下がってくれるかしないと、バランス取れないんです。 
うちみたいな普通の子育て世代じゃ、保育費やら学資の出費もあるわけですから、夫婦で働いてもギリギリになってしまいます。

アメリカにいる同世代の友人らを見ても、みんなそれぞれ大変なようです。親元やそれに近いところで暮らしている人も多いです。結婚しない、子供を作らない人も多いです。家を買っていない人も多いです。

この高失業率が全国的に広がりつつある中、給料が上がる見込みはあるのでしょうか?
From WSJ.com
A Decade With No Income Gains
この記事によると、2008年の中間世帯収入は2007年よりも低く、インフレ調整後だと1998年より低いらしいですからね。。。2009年はもっと下がっているんじゃないかとと。。。

ここからインフレになる可能性はあるのでしょうか?
インフレになったところで、給料が上がるでしょうか?
給料が上がらない、消費が伴わない、昔と違って家計に余裕がなさすぎる状態でもインフレになるでしょうか?

この前の生活費計算からいっても、高収入なエリア以外の普通のアメリカでいったら、普通の家の平均価格は$150K~$200Kくらいが妥当だと思うんですよ。収入の低いとこだったら、$100K~$150Kくらい。せいぜい平均年収の3倍程度でしょう。
ところが、まだまだそれよりず~っと高いところが多いでしょう?
私が見ているオレゴンって、アメリカの平均に近い収入レベルですけれど、普通の家が$200K~$250Kくらいですもん。
あとまだ、20~30%下がってくれて丁度かな。

この記事にプレゼン形式でまとめられていますが、Shadow Inventoryがまだかなりあるということと、それに加えてとうとうOption-ARMのdefaultsの波がやってきているという現実がありますからね。そのくらいまでは下がると私は思っています。

From www.businessinsider.com
Massive "Shadow Inventory" Overhang Will Keep Pressure On House Prices

保険や学費や交通費や通信費や光熱費や食費は下がらないような気がします。
でもまあこれ以上極端にも上がらないんじゃないかしら?
エネルギーコストが上がるぶんとかはあるでしょうけど。

自宅を買ったら、自家用車は1台、庭で野菜育てて、省エネ製品なんかを揃えようとは思っています。うちの場合の「エコ」はどちらかというと「エコノミー」の方です。^^

って話がそれてしまいましたが、そんなわけで、相変わらず焦らずにじっくり観察しています。どうせ実際に家を買うのはまだ数年後のことですしね。
基本的には私の予想は、デフレまではいくかわからないけれど、ほとんど成長が無いままの状態がしばらく続く、住宅に関してはもう少し調整されてくるってとこです。

たとえ、すごいインフレになるとしても、給料も貯蓄金利も上がるってことだったらそんなに心配しなくてもいいでしょう。その時はその時で自分たちに合ったところを見つけるだけです。

今のところは、今後、住む場所が限定されない、家が安いところでもまあまあの仕事が得やすい産業で、今までのキャリアを活かせる方法を考えておこうという話になっています。
もうラットレースはうんざり!


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