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米不動産、先が見えない

Chee
Home Buyer Tax Creditの駆け込み需要が終わり、ようやくその影響が住宅データに反映されてきましたね。
Washington Postのこの記事がその辺のことをまとめています。

U.S. housing market remains fragile despite low mortgage rates

内容はこんな。
今年度から徐々に上がっていたPending Home Sales(成約数)が、4月から30%ダウン、前年からは16%近くもダウンした。
30年固定住宅ローン金利が4.65%にまで下がったにもかかわらず、高い失業率、Underemployed率のため、買える人がいないと。
空家の数は焼く650万戸、200万戸ほど需要を上回っているところに、まだまだ差し押さえは増えていくと。いよいよ銀行も救済不可能な差し押さえをどんどん処理しはじめ、前年度の第一四半期と比べ19%も増えた。
結局、あのHome Buyer Tax Creditはバンドエイド程度で、はがれたら傷は治っていなかった、ということ。

まあ最初からわかっていたことですけれどねえ。実際に数字が出てきてはっきりするまでには、こうやって2ヶ月くらい待たないといけないんですよね。

もうひとつ気になる記事。
CNNから。
Bankruptcy filings on the rise

2010年前半の破産件数が、前年度から14%も増え770,117件になったと。借金生活、貯蓄の無さ、住宅価格低下、失業が原因。
2005年に破産法が厳しくなる前に駆け込み破産申請があったとき以来の上昇で、このままいくとさらに160万件増え、記録的な数になる。

それでも、MLSを見ている限り、相変わらず高いボストンとその郊外。どういうこと?
下がってきている感じはあるんですけれど、まだ物件数が少ない。どういうこと?


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