医療保険、オープンエンロールメントの時期、毎回悩みます。
結局もう1年、High Deductible Health Plan (HDHP)やることにしました。
というのはですね。
会社がそのプランについてくるHSAに、毎年いくらか入れてくれるんですよね。
そしてこの2年、それほとんど使いませんでした。
自分たちもいくらか入れているので、気が付くとHSAの残高が、HDHPのOut of Pocket Max額よりも多くなったんです。
つまり、医療費専門の貯金ができ、とりあえずは新たな支出をしなくてもどうにかなる状態になったのです。
実はこれを狙っていました。
最初はこれでいいのだろうかと悩みましたが、今はとうとう達成したぞ!という感じです。
このPlanは一応PPOなんです。
一方、BCBSのPPOのプレミアムは、この4倍!負担額の%はほぼ同じなのにです。
どうしてこんなに差があるのでしょう?
ひとつは、ネットワークの範囲の差ですね。
うちのHDHPのネットワークは小さいです。あまり選べません。都市部に住んでいない場合は、遠くまでいかないといけないことも多いかもしれません。
そして、あとはサービスの差ですね。
自閉症の長男のために、保険会社にケースマネージャーの設定をリクエストしたんですね。
ところが、そういったものはやらないと。部署が一時的にケースを扱うだけだと。
噂によると、BCBSの場合は、ちゃんと担当者を立てて、複雑なケースを責任を持って取り扱ってくれるそうで。
でもですね。
この2年で、この問題を解決しつつあるんです。
ネットワークの狭さは悩みました。
長男には、家に来るセラピストなどが必要だったんですが、割と大手のプロバイダーに電話しても、どこも長~いウェイティングリストがあり、セラピストは不足しており、ぜんぜんダメ。
そこで、個人の名前で細々やっているようなところをあたり始めました。
それでも1年近くかかりましたが、ようやくスタート。
このプロバイダーは、BCBSのネットワークには入っていないそうです。
彼女によると、零細でやっているところはそういう人多いと。
タイミングが良かったから、私たちはサービスを受けられているけれど、私たちがBCBSに切り替え一時的にサービスを止めることになると、もう次の待機している人に移らないといけないと。
つまり、あまり知られていないところだから、まだチャンスがあったという結果になったんです。
ネットワーク、広ければいいってもんでもないのか?
それとですね。このセラピーにかかる費用。High Deductibleだからそこまでは全額自己負担だと思いますでしょう?
違うのです。
ケースマネージャーは立ててはくれないものの、専門の部署に、医療的必要性や事故回避のためのものという証明書類を提出すると、10%負担になりました。そしてその10%はHSAから支払っています。
また、今回の更新にあたり、セラピストのネットワークが小さすぎて、万が一今のセラピストからサービスが受けられない事情ができると、もう行くところがない。どうにかならないかと聞くと、その場合は、ネットワーク外のセラピストを認めます、と言ってくれました。
話のわかる担当者を探すのに苦労はしましたが、ちゃんとしていることはしています。
そして、保険は交渉して使うものだと学びました。保険会社のリスクも減らすものと証明することが大事なんですね。
さて、また1年後に悩みます。
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