401KをIRA口座に移し、そのままIRA口座をアメリカにおいたまま日本に帰国しました。これから少しずつIRA口座を切り崩していこうと思っているのですが、非居住者としてのタックスリターンのフォーム番号と書き方を教えてください。1040NRですか?
現在永住権保持者ですが、事情が出来、日本に帰国しなければならなくなりましたので、永住権は返却しようと考えています。米国居住者のステータスですと、控除がかなりあるので(シングルで5700ドルプラス3650ドル・間違っていたらご指摘ください)、IRA口座を少しずつ切り崩していけば、税金を払う必要はないと考えていたのですが、非居住者になると、この控除はなくなるのでしょうか?
今頃になって、こんな面倒なことはすべきじゃなかったと反省はしておりますが、後の祭りですね。
宜しくお願いします。
Re: IRA口座の切り崩し
眞(ゲスト) 2010/03/04(木) - 19:47仮に所得税はゼロだったとしても、59.5才になる前の引き出しは10%のearly withdrawal penaltyがかかりますよ。ペナルティーなしで引き出せるようになるまで置いておくことはできないのですか?
Re: IRA口座の切り崩し
Ryo 2010/03/04(木) - 20:30早いものでその年になりました。確定申告フォーム1040NRで申告することになると思うのですが、1040NRはStandard Deduction 等の控除はないのでしょうか? それとも1040NRは、一緒に1040も添付して控除ができるんでしょうか? 他で見ると添付と書いてあったりもするのですが・・・?
切り崩せば収入としてアメリカの確定申告はしなければならないので、もし収入として計上し、最低限の控除ができないのであれば、永住権を返却せず、当分の間、1040NRではなく、1040で確定申告したほうがよいのかな?と考えているのですが、ここまで円高になると色々頭を使いたくなります。
宜しくお願いします。
Re: IRA口座の切り崩し
Nobu 2010/03/04(木) - 21:20永住権がある場合は世界中どこにいても1040を使います。アメリカに住んでいなくても非居住者にはならず、居住者扱いになります。
この場合、Standard Deductionは使えますが、全世界の収入を申告する必要があります(日本の収入も含むということです)。ただし、別の投稿でもありましたが、日本で払った税金の分は二重課税を避けることがある程度は可能です。
永住権を放棄して非居住者扱いになった場合は1040NRだけを使います。こちらはStandard Deductionが使えず、夫婦合算も使えません。Personal Exemptionは一人分だけ計上することができます。ただし、申告しなければならないのはアメリカでの収入だけとなります。
どちらが有利かはその人の状況によっても変わりますので、永住権を放棄される前に慎重に判断する必要があります。一度、仮の数字で両方の申告を用意してどちらが有利になるか判断したり、プロに個人の状況を話してアドバイスをもらうのが良いでしょう。
Re: IRA口座の切り崩し
みか(ゲスト) 2010/03/05(金) - 15:43すみません、別件でお世話になっております、みかです。
将来的にこちらの件も重要なので、横からですが質問させてください。
GC保持者でないと、引き下ろしも不利とは知らず、びっくりしました。
こちらは、Roth IRAをひきおろす際も同じなのでしょうか?
*現在、ロールオーバーを、Roth か、Traditionalかにするかで悩んでいます。
Re: IRA口座の切り崩し
Nobu 2010/03/06(土) - 14:49どうしてGC保持者だとリタイアメント口座からの引き出しが不利になると思われたのか分かりませんが、私が書いたポイントは居住者(GC保持者)と非居住者では確定申告で使うフォームが違うことと、使える控除が違うことだけです。そのこととRothが有利かTraditionalが有利かは基本的には別のことなのでご注意ください。
前の投稿で大体説明しましたが、確認も含めてもう一度、まとめてみますね。
Rothにした場合、引き出した際にアメリカからの課税はありません。日本政府から見れば単なる海外投資という扱いになり、利益に対しては日本の税法に従って課税されるかもしれません。どなたか実際に日本に帰国した人からどうなったかを教えてもらえればいいのですが、まだこのサイトの読者でそういう投稿はありません(これから日本に帰られる方、既に日本に帰国して情報をお持ちの方が入ればぜひお願いします!)。
IRAからの引き出しはアメリカで課税対象となりますが、その時に非居住者のステータスになっていれば、税率は低いものになる可能性があります。日本から見ればRothと同様に単なる投資口座とみなされるかもしれませんが、アメリカで払った分の税金は控除になるかもしれません(私は日本の税法には詳しくないことをお断りしておきます)。そのため、Rothに移してしまうよりもIRAのままにしておいた方が得になるかもしれません。
いずれの場合もどちらが有利になるかはその人の状況によります。問題なのは、将来の税法がどうなるか分からず、さらに日米の協定がどうなるかも分からず、円ドル相場がどうなるかも分からないので、日本に帰国される方のリタイアメントプランをどうしたら良いかという質問には元々答えがないことです。資産や住宅保有、社歴や会社の福利厚生やその人の好み(リスクに対する許容度)など含めてすべて聞けば少しは違ったアドバイスも言えるかも知れませんが、いくつか選択肢を提供できるに過ぎないのかもしれません。
1つ考えられる一般的なアドバイスはアメリカに残していくリタイアメントプランのお金は損得をそれほど気にしなくても良いくらいの金額だけにして、残りは日本に持って帰るか、課税口座に移していつでも移動できるようにしておくことです。リタイアメントプランから引き出すと税金(場合によってはペナルティも)が掛かりますが、税金のことはスッキリして日本に帰ってから心配しなくて良いようにした方が(気になって仕方がない人にとっては)金銭的なことよりも精神衛生上良いのではないでしょうか。
あまりにもいろいろ書いてしまったので余計に混乱させてしまったかもしれません。GCを保持するか放棄するか、IRAにするかRothにするか、1ステップごとに分けて考えた方が良いかも知れません。
Re: IRA口座の切り崩し
みか(ゲスト) 2010/03/08(月) - 12:53Nobuさん、改めましてご説明ありがとうございます。
大変クリアーになった感じがします。
今後、日本に帰国されている方から情報がでてきたらうれしいですね。
Nobuさんにアドバイス頂いたとおり、1ステップずつ進めていきます。
ありがとうございました。
Re: IRA口座の切り崩し
RinRin 2010/03/08(月) - 19:21Nobuさん、有難うございました。
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