Form 8938 - Statement of Specified Foreign Financial Assets　について

ブログで取り上げようと思いつつ、忘れていました。すいません。

8938ですが、今年から提出する必要が発生する新しいフォームです。Tax Returnと一緒に提出するので、FBARのForm TD F 90-22.1とは違い、期限はTax Returnと同じです（今年は4月16日、普通は4月15日）。

提出しなければいけないのは外国にある金融資産が以下の金額以上の人です。

アメリカに住んでいて夫婦合算の場合
　12月31日時点で$100,000、もしくはその年の間に一度でも$150,000を超えた場合

アメリカに住んでいて、独身もしくは夫婦個別申告の場合
　12月31日時点で$50,000、もしくはその年の間に一度でも$75,000を超えた場合

Taxソフトを使ったり、会計士／税理士に依頼する場合は一緒にやってくれるはずです。FBARに加えて余計なフォームが出来て、海外に口座がある人にとっては面倒になりました。8938を提出してもFBARは別に提出しなければならないのでご注意ください。

内容の入力は自分でやらないといけないので、確かに面倒ですね。提出が必要かどうかは判断してくれますが。Personal --> Income --> Interest and Dividend Income --> Other Income のところで外国資産の質問に答えていくとフォーム8938が出てきます。この機能を使うユーザーも少ないし、このフォームの最終版が出たのも遅かったので対応が間に合わなかったのかも知れませんね。

合計の資産で提出の要・不要が決まり、いったん提出が必要になれば対象となる口座はすべて書かなければなりません。ですので日本の銀行口座も報告する必要があります。

複数の口座があるときは未記入のPart I（もしくはII)のフォームをコピーして添付しろとありますね。eFileでうまくできるのか分かりません（すいません）。TurboTaxのこのページを見ると出来るようなのですが、もしeFileが出来ない場合は郵送になってしまいます。どなたか、8938が複数枚あってeFileした人がいれば参考になるのですが。。。

情報によるとH&R Block At Home (H&R Blockのソフトウェア）では、8938が必要な場合はeFileが出来ずに、1040などすべてのフォームを印刷して送付する必要があるそうです。もしかしたらTurboTaxでも同様かもしれません。