去年の夏、まだ連邦税のリファンドを待っていた頃、IRSから5701cという手紙が届いた。
「あなたのタックスリターンをプロセスするには、もっと情報が必要なので、インターネットでIDverify.irs.govのセキュア・ウェブ・サイトに行くか、下記のIRSの番号に電話してください。」
といった内容。
「まさか、監査?」と一瞬だけ焦ったけど、何となく違う雰囲気。
IRSのサイトに行って検索しても、IDverify.irs.gov に関する情報は何も出てこない。まさか、手の込んだフィッシング(Phishing)じゃないでしょうね?
一応、税理士さんにメールしすると、「聞いたことないわ」という返事。
税理士さんがIRSに電話すると、IRSの係りも「私も知りません」。
でもその係りの人が上司と話して、やっとIDverify.irs.govはIRSの公式ウェブサイトなのだと確認。
前に書いたことがあるけれど、他人の名前やソーシャルセキュリティー#を勝手に使って偽のタックスリターンをオンラインファイルし、リファンドを横取りするID詐欺が急増している。
このIDverify.irs.govは、IRSがリファンドを発行する前に、タックスリターンをファイルした人のアイデンティティーを確認するウェブサイト(Identity Verification Service)で、去年から実験的に使われている模様。Taxpayer Protection Programの一環らしく、公式の説明はこちら。
皆が受け取っているわけではないようなので、果たして怪しいリターンに絞ってやっているのか、それとも無作為抽出もあるのか、その辺はよく分からない。
でも、www.irs.govからIDverify.irs.govへのリンクを付けないのは、セキュリティー対策なんでしょうか?
IDverify.irs.govに行ってみると、名前やソーシャル・セキュリティーのほかにも、個人情報についての数個の質問がある。ファイルしたタックスリターンに関する情報、昔住んでいた住所、今住んでいる住所の情報などなど。質問形式は、自分の無料クレジットヒストリーを引き出す時のものによく似ている。
質問を次々クリアして、最後には「リファンドは4~6週間ほどでプロセスされるでしょう」という表示を読んで一安心。でも、その2か月後に連邦政府が閉鎖され、リファンドが来たのは3か月後だった。でも、良い利子が付いたから許してあげよう。
急増するリファンド詐欺への対策でIRSはてんてこまいのようで、今年タックスリターン時にも、同じような手紙を受け取る人が大勢出てきそうな予感がする。
「良い利子が付いたから許してあげよう」というハッピーエンデ
Nobu 2014/01/31(金) - 21:37「良い利子が付いたから許してあげよう」というハッピーエンディング(!?)だったので良かったです。
>Nobuさん 「許してあげよう」なんて、ずいぶんエラそう
ポピー 2014/02/01(土) - 12:54>Nobuさん
「許してあげよう」なんて、ずいぶんエラそうですね、私(笑)。
でも、現金な性格のせいか、利子が付くか付かないかで、後の印象が全然違うのは確かです。
IRSの利率は銀行のSavingとかよりも良いですしね。
Nobu 2014/02/01(土) - 16:19IRSの利率は銀行のSavingとかよりも良いですしね。
今のIRSの利率はは3%だったと思います。 昔はもっと高か
ポピー 2014/02/02(日) - 11:56今のIRSの利率はは3%だったと思います。
昔はもっと高かったのに、これも、低金利の時世を反映してるんでしょうね。
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