vanguard target retirement funds について

Target Retirement Fundはリタイアする年に合わせて自動的に投資してくれるというのが売りなので、リタイアするまで短い場合は確かにメリットは少ないかもしれません。例えばVanguard Target Retirement 2015 Fundは今年リタイアする人が対象ですが、投資先を見ると、半分ほどが株式（アメリカ国内株＋国際株）に投資されています。リタイアしてもすぐに全てを債券などに移すのではなく、リスクを取って投資期間の間のリターンを増やそうとする戦略です（人によってはリタイアメント期間が何十年もあるわけですから）。ですので、リタイアの年数が１０年以上でないと、という意味が「リタイしてから死ぬまで」が１０年以上ないといけない、という意味であればそう考える人もいると思います。

でも、ファンドの戦略自体は良いと考えて、さらに今は働いていてリタイアするのが１０年後というのであれば、選択するのはTarget Retirement 2025 Fundになるので、特にこのファンドだから避けるべき、という理由も思いつきません。

いずれの場合も、Target Fundの意味は自分で株や債券の比率を考えることなく（ファンドマネージャーに任せて）お任せに出来るというのが目的ですので、それが自分の好みに合うかどうかということだと思います。