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モーゲッジ完済後

Hana

最近このサイトに辿りつき、いろいろと勉強させていただいています。
40代後半、子供なしの夫婦です。
予定では来年末までに住宅ローンの繰り上げ返済が終わる予定です。

経済状態はと言いますと、
何かの時に使えるSaving預金が20K程度
401(K)には二人ともマックスで入れています。
マックスは入れられませんがRothにも最大限入れています。
基本、ローンをまず第一に考え、再来年以降貯金に励もうというスタンスで夫婦の意見は一致しています。

ただその際に恐ろしいのが税金です。
ローンの利子の支払いも少なくなってきていることや、
子供もおらずなんの税控除もないので
ふだんからシングルで所得税を払っていますが
春のタックスリターンのときには数千ドル支払います。
これはもう何年も続いています。

二人とも節税にも財テクにも疎く、遅まきながら勉強を始めたところでして、
メインバンクのCFPに予約を入れたところなのですが(今後の相談を先ずしてみようと思いまして)
今後の資産の増やし方、節税等どのようなところから始めたらよいか、
アドバイスいただければ幸甚です。

よろしくお願いいたします。

Nobu 2015/05/12(火) - 17:48

Hanaさん、こんにちは。

書かれている内容だけからの推測ですので該当しない内容もあるかもしれませんがコメントさせて頂きます。

まず住宅ローンの返済がそろそろ終わりそうとのこと、おめでとうございます。人にもよると思いますが大きなローンがなくなればそれだけ気が楽になりますよね。ローンを繰り上げて返済するということはその分、収入や貯金を使ったということですから、ローン返済に使っていた分をまずは貯金にしてはいかがですか?貯金が20Kほどで、その他、すぐに現金化できる資産がなければそれを増やすのが良いのではないでしょうか。401(k) Max + Roth という部分から推測して、30k〜40kくらいの貯金を取っておいても良いかもしれません。

ローンが無くなればRothを限度額まで入れるようにするのも良いと思います。

税金はローンの利息がなく、その他の控除がないのであれば、むしろ標準控除で良かったと思うのではないでしょうか。私も毎年標準控除なので、W-4で調整して多めに税金を払うようにしています。多めに払うことに賛否両論ありますが、私は還付を受けるほうが性格に合っているので。数千ドル追加で払っているということはペナルティも発生しているかもしれません。確認して、せめてペナルティが掛からない程度までは源泉徴収(Withdrawal)を増やすべきと思います。

メインバンクのCFPと話すということですが、おそらくその銀行が扱っている金融商品(Mutual FundやAnnuityなど)を勧めてくると思います。資産が多ければWrap Accountなどもあり得ます。いずれも割高な金融商品が多いので、銀行から金融商品を買うのはおすすめしません。

ローンを繰り上げ返済してリタイアメントプランにも拠出していらっしゃるので、後は課税口座で運用するのも良いと思います。Roth IRAがある金融機関が気に入っているのであればそこでも良いでしょうし、新たに探すのであれば経費率の低いファンド会社(Vanguard, Fidelity, etc.) で口座を開くのも良いかもしれません。

金融商品に疎いということであれば、CFPに頼るのも方法ですが、私はご自分で勉強しながら少額から運用するのが良いのではないかと思います。

Hana 2015/05/13(水) - 10:55

NOBUさん

このような薄ぼんやりした質問に的確なアドバイスをありがとうございます。

ひとつ質問してもよろしいでしょうか。
標準控除についてですが、ただ単にローンの利子くらいであれば現在でもそのほうがいいのでしょうか。
私たちは毎年ターボタックスのデラックスでありとあらゆる可能性を試しているのですが、
ここ何年かは夫のStudent Loanの利子も控除の対象にはならなかったり
結果3-4000ドルくらい追加で払っています。
基本私がタックスリターンをしていますが、
根本を理解していないため多く払いすぎている、ということはあり得ますか?

追加で払っているということはペナルティが発生している可能性もあるということですが、
私たちの所得は合計でもぎりぎりRothにマックスは運用できないくらいのものですし、
4000ドルも追加で払うって、もしかしたらもともとのテーブル(標準控除か特別控除ありか)が間違っているのかとちょっと疑問に思いました。

追加の質問のようになり申し訳ありませんがアドバイスいただければありがたいです。

Hana

Nobu 2015/05/13(水) - 18:43

最終的に払う税額と、源泉徴収されている税額が全然一致しないことはあり得ます。Tax Returnの計算が全てあっていても、W-4で源泉徴収する金額が少なければ不足します。夫婦二人で共働き、二人とも401kに最大限まで拠出し、Roth IRAへの拠出が全額認められないくらいの収入レベルだと、W-4の数字を0、ステータスをSingle扱いにしても、源泉徴収額が足りないということはあり得ます(その場合、W-4で追加の支払金額を書いて対処します)。

標準控除を選ぶか、項目別控除 (Itemized Deduction)を選ぶかというのは、どちらが得するかという単純な計算です。控除できるのが住宅ローンの利息と地方税くらいしかなければ、標準控除が得になる人がほとんどだと思います。何か大きく見落としていることがない限り、残念ながらそれ以上の節税というのは余りありません(私も同じような状況で、何かあったらいいのにと思っている一人です)。

根本を理解していないためにという可能性は(TurboTaxの質問を理解して答えているのであれば)かなり少ないと思います。ただ、それでもいくつかのケース(例えばjinmeiさんが取り上げていたRSUなど)間違えて二重課税となってしまったり、税額が増えて計算されてしまうこともあり得ます。もし心配でしたら既に申告済みのTax Returnを税理士にレビューしてもらうと良いかもしれません。

Hana 2015/05/14(木) - 16:50

Nobuさん

ありがとうございます。

もうひとつだけ、たぶん根本的なことだと思うのですが質問させてください。

私たちのようなケースで、項目別控除を選んで(Turbo TaxのDeluxe)計算した場合、
スタンダード(というのでしょうか)のソフトを使った場合とは別の結果が出る、ということでしょうか。

今現在例で挙げていただいたRUS等に関する心配はありませんので、
上記の一点だけが気になっています。

小さなことまで申し訳ありません。

よろしくお願いいたします。

Nobu 2015/05/14(木) - 18:01

TurboTaxは自動的に項目別控除と標準控除(Standard Deduction) の両方を計算して、得になる方を使ってくれるはずです。控除項目を全部入力したあと、どちらが得になるかというメッセージが出てきます。何らかの理由で損になっても項目別控除を選ぶということはできますが、余程特殊な場合です。ご夫婦でJoin Returnを選択している場合は、TurboTaxの指示通りで構わないはずです。

Hana 2015/05/15(金) - 09:57

Nobuさん

ありがとうございます。
安心いたしました。

こちらでもっと勉強して来年以降上手に資産を増やしていければと思いました。

本当になかなか聞けない情けない質問にも丁寧にお答えいただき、
重ね重ねお礼申し上げます。

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