Hana

私の個人的意見は直前のトピックにコメントしたのの繰り返しになりますが、「相場の急変に驚いて慌てて何かを変えてよいことはおそらくない(しかもおそらく長期的には害になることも多々ある)が、現在の運用内容が本来適切でなかったのならそれを見直すという考えはあり得る」です。

たとえば自分の許容範囲以上のリスクを取っていたということが今回の下落で判明したのであれば、その分リスク資産を見直す考えはありでしょう。また、たとえば同じ株でもアメリカの株だけに投資していたというような状況であれば、外国の株式への分散を検討するというのもありかもしれません(もっとも、現在はほぼ世界同時株安のような状況なのでこの類いの分散はあまり助けにならない可能性もありますが)。

ただいずれにしても、最近大きく下げたことで驚いている状況なのであれば、リスクやポートフォリオの評価も冷静にはできない可能性が高いでしょう。たとえば、$30Kの下落は確かに大きいですけど、これが数十年先まで使わない予定の運用資産の一部であって、それ以外に通常の貯金もあって給与等の収入も安定しているというような状況なら、リスクの取り過ぎというほどでもないということもあり得ます。なので、後者を理由に何か変えるにしても落ち着いてよく考えてみてからの方が安全かとは思います。

おそらくjinmeiさんと同じことを言っていると思いますが、別の表現で書いてみます。

ポートフォリオ全体の金額が３００ｋ以上であれば、３０ｋの下落は１０％（もしくはそれ以下）です。S&P 500 も今年のピークから見ると１０%ほど下がっているので、株式の相場と同じくらいの連動といえます。S&P 500と同じなら良いかというと別問題ですが、株式相場とほぼ同じくらいなら驚くことはないといえます。おそらく既に何年も運用されていると思いますが、例えば５年前と比べてどうかを見ると、考え方も違ってくるかもしれません。５年前の残高＋それ以降の拠出金額の合計と、今の残高を比べてどちらが多いでしょうか？途中で引き出しとかがなければ、今の残高のほうが多くなっているのではないでしょうか？もしそうなっていなければ、ポートフォリオに問題がある可能性があります。

ボンドにするというのも、あえて市場を見るとこれからどうなるか分かったものではありません。連邦準備銀行が金利を上げ始めたらどうなるかとか、株と比べてどちらにするべき、と考えるのは難しいと思います。

今年初めにポートフォリオを見なおしたとのことですから、その時の方針が間違っていないかぎり、次に見直す時までは（私なら）何もしないでおきます。