Roth IRAをETFで運用する事について

ご指摘のページ（ETFの投資スタイル）で書いた意図はTraditional IRAのことを指しています。Roth IRAでは運用益にも税金が掛からないので、ETFであってもなくても有利になります。Yukiさんのポートフォリオの状況によって、RothでETFを運用するのがよい場合も、逆の場合もあると思います。

ETFはリタイアメントプラン以外での運用に向いていると書いたのは、あのページを執筆した当時はETF＝ほぼ株式インデックスだったことも理由です。税率の違い（所得税vs.キャピタルゲイン）を考えればTraditonal IRAや401(k)などのリタイアメントプランでは債券を中心に、課税口座では税率の低いキャピタルゲイン税となる株式ETFを中心に、という戦略が有効でした。

現在ではETFでも債券型も多く出回っており、ETFという括り方では一概に言えないようになっていますね。前提となる考え方は、リタイアメントプランも含めて拠出が十分にある場合を想定しています。リタイアメントプランにできるだけ拠出していて、それ以上に運用する予定の人が、どの投資を課税口座にして、どの投資をプランで運用するか考えるとき、税率の低いものを課税口座にするというのが基本的な考え方になります。

Roth IRAはうまく使えば節税効果が大きいので、運用資産のうち、税率が高くなるものを振り分けるのが有利になります。