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子供無し夫婦の節税方法

貧乏暇無し(ゲスト)

共働きの小梨夫婦です。

現在モーゲージの前倒し支払いをして、
出来るだけ利子を少なくしている努力をしているのですが、
同時に節税方法も探しています。

今考えているのは、夫よりずっと少ない私の収入から、
職場で加入している401(K)の投資を大幅に増やそうという方法なのですが、
この方法のデメリットみたいなのはありますでしょうか。
(おそらく将来的にはソーシャルセキュリティーは夫の積み立て分のみから得た方が得だ、という考えからのアイデアです。)

あと、今我が家では、モーゲージ以外に大きなローンはなく、
Roth IRA等を始めるよりもモーゲージを返し終わった方がいい、という考えの下で、
最低限の貯金を残してできるだけモーゲージ返却に宛てています。

ちなみに夫の現在の401(k)は200K強ほど(50代半ば、リタイア予定無し。)、
私はまだ微々たるもので20Kほど(40代半ば、これからも働く予定。)。
現在のモーゲージの残りは100K強に、現金での貯金は50Kほどで、
現金の貯金の20Kをモーゲージの元金に宛てようか、と話している最中です。
(一応どうしてもという緊急時のために日本円での貯金もあります。)
20Kをモーゲージに宛てると、3年以内でのモーゲージ完済につながります。

「自分だったらこうする」というお話でも結構です。
よろしかったらヒントになるようなアイデア等をシェアして頂けると幸いです。

Nobu 2017/08/28(月) - 16:44

Mortgage利息を減らすことと節税、どちらも重要ですよね。

401(k)の拠出はソーシャルセキュリティーで計算される収入および源泉徴収額に影響しないので、トピ主さんの拠出を増やしたから「将来的にはソーシャルセキュリティーは夫の積み立て分のみから得た方が得だ」というのは、当てはまらないような気がします(私が意図を読み違えてるかもしれませんが)。

ご主人様の401(k)拠出を代わりに減らすわけではなく夫婦のトータルで拠出を増やすなら当年の所得税が減るので、その分の節税はもちろん有効だと思います。

Mortgageの前倒し返済はすぐに使える現金を減らしてしまうので、現金の貯金の残りが30Kとなることになります。日本円でも貯金があるとのことですが、30Kの現金で「何か」のときに大丈夫かどうかを考えると良いかと思います。お住いの地域にもよるかと思いますが、比較的物価の高い地域では失業や大病のときにはもしかしたら少ないかもしれません。

それとRoth IRAに拠出できるのなら拠出分はペナルティ無しで引き出せるので、それを現金資産として考える方法もあるかもしれません。目減りリスクが少ない超短期の米国債やMoney Market Fundなどにしておいて拠出を始め、いざという時は引き出して使うことにしておきます。Mortgageが払い終わって普通の貯金が増えてから、Rothのほうをリスク資産(株ファンドなど)に変える形です。Roth IRAは年間の拠出限度が低めなので、もし出来るだけ拠出制限一杯まで使おうとすると、出来るだけ毎年拠出した方がいいことになります。

通りすがり 2017/08/28(月) - 17:34

こういう話大好きです。

まずモーゲージの前倒しが良いかどうかに関してですが、諸々の条件等もありますが、基本的に
  モーゲージ利子 >= (運用等による)利益利子
であると想定される場合のみ前倒しするべき、とされるのが(アメリカでの)基本です。
モーゲージの支払い分でより良く運用できるなら、それはあたかも「モーゲージ会社から低利でお金借りて、高利で運用してる」状態ですからね。
日本だと、そもそも株式/債権での運用なんて良くない的な前時代的な考えが主流なのでno brainerで「家のローンは最大限前倒しで支払って、支払総額を減らす」のが最適だとされていますけどね。

Nobuさんも言及されていますが、

> 職場で加入している401(K)の投資を大幅に増やそうという方法なのですが、
...
> おそらく将来的にはソーシャルセキュリティーは夫の積み立て分のみから得た方が得だ、という考えからのアイデアです。

ちょっとここが気になります。
401kへの拠出や引き出しはSocial Security Tax/Benefitには基本的にかかわらないはずです。
401kへの拠出はpre-taxで行われますが、それは"income tax"の話であってSS taxは拠出前のgrossで計算されます(会社からののfull amount compensation/wageを基準に計算されます)。
また401k/IRA/RothIRAからの引き出しそのものはSS benefitの額には影響しません。一定額以上の(401k/IRA含む)incomeが発生した場合に受け取ったSSの一定割合が課税対象になるというだけ(だけ・・・というには非情な制度ですが 笑)です。

したがって401kに拠出してもしなくても、Social Secirityとは関係性が(ほぼ)無いです。
違うことを意味していたなら申し訳ありません、この段は無視してください。

以上を踏まえた上で、

> 夫の現在の401(k)は200K強ほど(50代半ば、リタイア予定無し。)、
> 私はまだ微々たるもので20Kほど(40代半ば、これからも働く予定。)。
> 現在のモーゲージの残りは100K強に、現金での貯金は50K

との事ですからemergency fund(現金貯金)は足りているとの想定の元で、まずは401k/IRA/RothIRA等のretirement資金が十分足り得るかを計算するところから始めるといいと思います
毎月/毎年の想定諸費用を(現在の$で)出してみましょう(property taxも考慮にいれましょう)

retirement資金の引き出し方によく言われるものに4% ruleというものがあります。
4%/yearずつの引き出しならば33年(65で引退として98歳、ほぼ100歳)までもつ引き出し方、とされています(これはhistoricalなbacktestに基づく値で、いかなる期間の33年を持ち出しても4%なら資金が枯渇しないという、かなりコンサバティブな数値です)。
もちろん、この4% ruleは引き出し最中であってもassetが多少なりの運用で増えることを想定していますが、少なくともretirement初年度は、その時の「retirement account総額x0.04」の引き出しとなるので、「年間必要な額 x 25倍」が総額として存在していることを想定している話と逆算できます。
(25倍っていうと驚かれるかもしれませんが、コンサバだとそんな感じになります)

例えばSSとは別に年間$20kを401k/IRA/RothIRAから引き出して暮らす予定で65歳で完全引退したい人の場合、20k x 25 = $500kが(4% ruleにおいては)65歳の時点で401k/IRA/RothIRAに必要になります。

こういった想定額(必要額)にretirementまでに到達するかどうかを見積もってみると良いと思います。
余裕で達成できそうなら無問題。
ちょっと厳しいかもしれないとなったら、迷わず貧乏暇無しさんも401kに突っ込むべきです。

また普通に考えると、Jointly Tax ReturnでMortgageを払っている(=持ち家)夫婦で、mortgageの利子がmarginal taxよりも上になるとは考えづらい(marginalどころかeffective tax rateすらmortage rateが超えるとは思えない)ので、mortgageの前倒し支払いをするよりも先に401k、401k full拠出してemergency fundを保った上で資金があまるようならmortgageで構わないと思います。

なお貧乏暇無しさんの生活費は窺い知れませんが、現金貯金をemergency fundとみなした場合$50kが正当かどうかも考える必要があります。このあたりは、どれぐらいのリスクを背負った生活(例えば職業や業種の安定度、健康状態、等)であるかによってだいぶ変わりますが、大抵最低でも半年分ぐらいの生活費は必要とされてるものではありますので、そのあたりも考慮する必要があります。

通りすがり的、勝手なまとめ。

資金のplacement order。
1. emergency fund (現金預金。リスクに応じて半年~分の生活費)
2. RothIRA (Nobuさんが仰ってるように#1の替りとしても利用可能)
3. 401k/IRA (とにかく出来る限り拠出。税特典をfullに受けましょう)
4. mortgage prepayment (pay off)

理由。
emergency fundは大切。401k/IRAは流動性が無い資産に近い(59 1/2歳まではpenaltyが基本かかる)ですし、mortgage prepaymentは当たり前ですが払った後に「やっぱ無し、先払い分返して♪」とか出来ません。かならず、自分たちが安心できる一定額以上は流動資産として置いておくべきです。利子的に勿体無いと思う場合はI Savings BondやCD Ladder、Muni bondを利用しましょう。
RothIRAへの拠出をEmergency Fundとして考えるというのもありです。

そして上でずらずら長々と書いた理由により401k/IRA > mortgage prepaymentでいいと思います。ましてや旦那さんはもうすぐno penaltyで引き出し可能な年齢なわけですから。出来る限り夫婦ともども拠出して税特典を得た方がいいと思います。

通りすがりX(ゲスト) 2017/08/29(火) - 10:22

[ローン返済 or 貯蓄]
ローン金利と貯蓄利回り(リスク選好度含む)の比較によります。

[401k/IRA(税引前) or 貯蓄/Roth(税引後)]

私は限界所得税率から考えてます。
401kやIRAは所得を繰り延べるだけで最終的には所得税を支払うからです。
現在、将来、そして引退後、何%の限界税率を払うかのイメージが大切かと思います。

私の場合は「現行制度のままならば連邦所得税15%でずっと収める」
のを目標にしています。
例えば、joint returnの場合ですと Taxable Income が
$75,900以下だと連邦所得税15%、それ以上で$153,100以下だと25%になりますね。
そして金融所得を合わせて$75,900以下であれば、株式の配当や
long-term capital gain も非課税になります。
15%と25%のこの崖は結構大きいので、私は15%に収まるぎりぎりの
ところまではなるべく税金を払っています。
Taxable Incomeを最初に決め、
そこから401k/IRAへの拠出額や株式の益出しなどを逆算しています。

(注)いずれにしても税率25%以上のブラケットに入る場合は
401k/IRAによる非課税での複利運用のメリットが大きいので
401k/IRAは上限まで拠出で良いと思います。

[401k or IRA]
401kのマッチアップは上限まで貰うとして、その他の条件が同じならIRA。
選択肢が多いですし、所得が少ない年にRoth Conersionで
低税率のブラケットを活用できるので。

[貯蓄 or Roth]
Rothはデメリットがほとんどありません。最低限の貯蓄があれば、
それ以上の分はRothに上限まで拠出しておいた方が得だと思います。

貧乏暇なし(ゲスト) 2017/08/29(火) - 16:15

皆様、おいそがしい中、お時間を割いて丁寧に書き込んで下さってありがとうございました!
ワタクシ頭がよくないので(汗)、何度も何度も読ませて頂きました!

一応私の今現在の理解度と、更なる我が家の詳細を、
自分の復習として書き連ねていきますので、
もしまたよろしければ、色々お話を聞かせて頂けると助かります!!!

夫の職業は非常に安定していて、一生勤めることが可能なので、
大黒柱の夫の失業により2人分の1年分の生活費をカバーする、という概念はとりあえず横においています。
貯金も少し前まで75kあったんですが、両名とも健康状態はよく、10年近くsavingに入れておいたんですが(今考えるともったいないですが・・・)、
このまま銀行に預けているよりは、ということで、実は少し前に25Kをモーゲージ返済に充てました。

私達2人は職場から最大限のマッチングを受けられるまでのぎりぎり最大限の%の分を401(K)へ捻出済みで、
夫はFidelityに確認したところ、このままの調子だと、59.5才までには401(K)は500Kはいくだろう、との話でした。
(それまでに経済がおかしくならないことを祈ります・・・)。

私個人としてはずっとRothIRAに捻出したくて、
夫にその話をしているのですが、
夫は401(K)で十分にカバーできるだろうし、
自分は死ぬまで働くから大丈夫、ということで、
RothIRAに対しては消極的です。

私だけ始めればいいのでしょうが、恥ずかしながら自分の収入があまりよいとはいえないので、
今のところは保留という感じです・・・。
収入を上げるために転職しようにも、今住む地域では仕事自体が少なくあまり選択枝がないので、
正直給料は安いのですが、ベネフィットが大変よく、また楽しく通える今の職場でありがたく働かせて頂いています・・・。言い訳すみません・・・。

あと、自分の401(K)の捻出分を増やしても、SSに影響が無いというのは知りませんでした。
てっきり影響があると思い込んでいたので、教えていただいてとても助かりました。

我ながら心配しているのは、夫との老後生活というよりも、
夫が亡くなってからの自分1人の生活の糧を得る方法だったりします・・・。
少額からでも経験を積むため、新しい投資方法を勉強する必要もあるのかな・・・。

話が横にずれ気味で申し訳ございません。
もう一度皆様から書いて頂いた内容を何度も読んで、
さらに考えを重ねてからまた書き込みさせて頂きます。

通りすがり 2017/08/30(水) - 20:24

> 夫の職業は非常に安定していて、一生勤めることが可能なので、
> 大黒柱の夫の失業により2人分の1年分の生活費をカバーする、という概念はとりあえず横においています。

まあ、失業問題だけでなくemergency fundは置いておくべきというのが一般的ですが、要らないと仰るのであれば要らないのでしょうが、

> 職場から最大限のマッチングを受けられるまでのぎりぎり最大限の%の分を401(K)へ捻出

ということは、旦那さんも401kの枠maxじゃないのですね?(2016ならlimitは$18k)

> 夫の現在の401(k)は200K強ほど(50代半ば、リタイア予定無し。)
> Fidelityに確認したところ、このままの調子だと、59.5才までには401(K)は500Kはいくだろう

う~ん、会社のマッチがどれ位かにもよりますが、ちょっと見込みが甘い気が・・・
過去5年のbull市場がこれからの5年(50代半ばとのことなので5年で話を持っていきますが)も続くって話にもとづいていませんか?
過去5年の大抵のUS stock market index(S&P500等)はannualize 15%前後ですが、もっと長い期間だと6%-8%です。平均すると8%程度と言われています(そして大抵8%ぐらいを基準にretirement savingsの話が展開されています)。

超絶適当簡単計算で言えば、翌年頭に投資口座にあるお金ってのは
 (現在の価値)*(成長率) + (拠出額)
です。したがって、2年後なら
 ((現在の価値)*(1年目の成長率) + (1年目の拠出額))*(2年目の成長率) + (2年目の拠出額)
となっていきます(本当は拠出がDollar Cost Averagingなので、厳密というか「全然」違うんですけどね 笑。あくまでも目安。)

これを踏まえて、401k Max拠出で会社からのマッチが拠出に対して無制限100%だったとして(すなわち年$36kずつ拠出で増える)も、超絶適当計算での5年後は、

((((($200k*年率+$36k)*年率+$36k)*年率+$36k)*年率+$36k)*年率+$36k)

ですから、
6%成長(年率=1.06) : $470k
8%成長(年率=1.08) : $505k
10%成長(年率=1.10) : $542k
15%成長(年率=1.15) : $645k
ですよ。
結構いいmatch条件の401kですが8%切ったら$500kは難しい。

ちょっといじって見ると面白いと思いますよ。
例えば、よくある給与の6%までの拠出は100% matchなんもので、今$180k/yearのサラリーだと仮定した場合(10%拠出がちょうど401k拠出limitで計算しやすいのでこの数値)。
よって会社からは$180k*0.06=$10k/yearマッチしてくれます。したがって、トータル拠出額は$18k+$10k=$28k。
これで計算すると
6%成長 : $425k
8%成長 : $458k
10%成長 : $493k
15%成長 : $591k

10%成長維持でも500には微妙に届きません。

もし、上記の条件で6%分までしか自分も出さない場合、$10k(拠出) + $10k(マッチ) = $20kがトータル拠出ですから、
それぞれ順番に、$380k、$411k、$444k、$537k。
これだと10%じゃ全然届いていない。

上記は全て架空(会社のマッチもサラリーも適当にでっち上げ)ですけど、貧乏暇無しさんの旦那さんにある程度当てはめたらどうなるか見てみるのは一興かと思いますよ。

また"一般的には"、引退間近(引き出し間近)になってくると比較的安定しているBond等での運用を増やすべきだとされていて、その場合はもちろん8%なんて望むべくもありませんよね。

後は$500k、すなわち4% ruleで$20k/yearで本当に平気なのかという事も。
「死ぬまで働く」と言っても、死ぬまで働けるかは本人の意思や能力とはあまり関係ないですよね。
歳を取ると病気とかの方が要因としてのウェイトを大きく占めるはずです。

> 我ながら心配しているのは、夫との老後生活というよりも、
> 夫が亡くなってからの自分1人の生活の糧を得る方法だったりします・・・。

当然ですよ。収入が太い側が年上な場合は、その収入がなくなった後も考えないと。

通りすがりのところは収入一本(家内が専業主婦)なので、「自分が死んでしまった後の財産/収入」は考慮にいれた上でretirement accountや投資accountを運用していますよ。
それは収入差と年齢差があるなら旦那さんがしっかり考慮すべきなのでは無いかと思います。
RothIRAないしは401kに貧乏暇無しさんが拠出することを認めてくれるよう、ご夫婦で話合うべきだと思います。

なおRothIRAは拠出額までの引き出しは年齢制限無くいつでも行えることになっていますが、5年ルールというのがあって、口座開設5年未満(数えで5年)だと引き出せないのでご注意を。なので、早めに開けておくってのがいいと思います。

りんどう(ゲスト) 2017/08/30(水) - 22:32

計算方法などは全く提示出来ないのですが、体験談だけ一言。うちは私が(理由なく)モーゲージをキープするのが嫌で繰上げ返済を続けて完済した口ですが、控除に使える金額が減って後悔しました。 こういうのは体験してはじめて実感します。 ここ5年くらいで固定金利で住宅ローンを組んでいたら投資を優先します。 ご主人様が50代半ばで一生お勤めが可能との事ですが、私の周りの50代半ば以降の人で職を失う人はかなり多いです。事故、病気、親の介護など本人の意思に関係なく続けられない状況になったりします。なのでrainy day fundはモーゲージの返済にあてずにすぐに換金できる状態で持っていた方が良いです。一旦離職すると再就職は難しい年齢です。 それとご主人様のまわりがどんどんリタイアし始めると、長く勤められる環境にあっても「僕も…。。さんや。。。君みたいに早くリタイアして人生楽しみたい!」と言ってリタイアに傾き始めないとも限りません。ソーシャルセキュリティーはご主人様の半分をあてにしてもご自分のリタイアメント口座に拠出されるのがモーゲージ返済よりも優先…と私も思います。

buchi(ゲスト) 2017/08/31(木) - 02:45

>我ながら心配しているのは、夫との老後生活というよりも、
>夫が亡くなってからの自分1人の生活の糧を得る方法だったりします・・・。

我が家も子供がいませんし、主人の収入に大幅に頼っています。
家を購入するときに、取り敢えず主人に掛け捨てのlife insuranceに入ってもらいました。

主人がいなくなった場合、私は日本に永久帰国です。その時にならないとわかりませんが、今現在の家の価格は上がっていて結構なエクイティが出ていますし mortgage balanceは10Kを切ったので、家を売ればまとまったお金が残ります。(残る予定です…)
つまり 夫に先立たれた時は、生命保険金、家売却益、日米の年金、リタイアメント口座の残高でなんとか生きて行けると踏んでいます。

若い時に色々と旅したので、もう特に海外旅行には興味がなく、図書館で本を借りて読んだり、老人優待のようなのを利用して安く映画を観たり、日帰りツアーでたまに温泉に浸かったりして楽しめればいいです。

もし老後も二人とも健康で一緒に暮らせるなら、もう一つの財源としてrevers mortgageを始めるのもいいかなと思っています。でもこれは下手(property taxが払えない etc.)をすると、持ち家を失ってアパート暮らしを余儀なくされる恐れもあります。いついかなる時でもemergency fundは必要ですね。

buchi(ゲスト) 2017/08/31(木) - 02:47

>mortgage balanceは10Kを切ったので

100Kの間違いです(笑

貧乏暇なし(ゲスト) 2017/08/31(木) - 14:32

またまた書き込みありがとうございます!

確かに見通しの甘さはご指摘どおりです(汗)。
特に私も夫の401(K)の500Kという数字には、

「今のパーセンテージを見ても数パーセントと抵いのに、
どうしたらあと数年で今の2倍以上になるという計算になるの?」

と、話を聞きながら実は不思議に思っていました・・・。
もう少し私もしっかりしないといけないですね。

モーゲージの繰上げ返済で利子に対する控除額が減るというのも気にはなっていました。
(だからこちらで「もっと控除できるかな?」という質問を立ち上がらせて頂いたというのもあります。)
でも今の段階で年間5K以上利子として取られているんですよね・・・。

うーん、でも、一旦モーゲージを完済してしまったら、
今の家にずっと住むとなると、もう控除が使えず、
税金が高くなるんですよね・・・。

とにかく我が家は、夫は「自分が死んだら貧乏暇なしはどうなる」という心配はあまりしてくれてはおらず、
そのかわり「自分が死んだ段階で自分が残せているものは全部貧乏暇なしのもの」という考えの上、
今は突然浮かび上がってきた(というか前からあるのに)モーゲージの毎年5Kの利子を支払いたくないという気持ちが強いらしく、
リタイアメントの額は毎日確認しているのに、それに対してもっと捻出しようという気持ちにはならないようです。

夫が亡くなってしまい、自分ひとりで今住んでいる家を保持できないという時は・・・。
今住んでいる家を貸し出すとか?も考えてはいるのですが・・・。
ちなみにそういう事を考えていらっしゃる方はいらっしゃいますでしょうか。
ちょっと話を聞くとなかなか大家業も大変らしいのですが・・・。

とにかく、皆さんの率直な意見をお伺いできて、
私も考えをリフレッシュさせることができました。
こういう事はなかなか身近な人に話せないので助かります!

とりあえず今は、先日支払った25K以外にも、
数年前から毎月上乗せでモーゲージを返済していて、
それでも今のところやっていける形ではあるので、
一応それはそれでキープしておいて、
あとは今あるセービングはそのままで、
もう少し401(K)への捻出を増やす方法で話し合っていきたいと思います。

貧乏暇なし(ゲスト) 2017/08/31(木) - 14:44

よかったらみなさんのお話を引き続き聞かせてください!
なんかまだ話し足りないというか、腹を割って話したいです(笑)!

あと皆さんに質問なのですが、
いざという時のために、すぐに動かせる現金を、
今の段階でどのような家族構成で、幾ら位ご用意されていますでしょうか。
やっぱり最低でも1本(100K)はあった方がいいのかな・・・。

あけすけな質問ですみません・・・。
私もオープンに答えていきますので、
どうぞよろしくお願い致します。

貧乏暇なし(ゲスト) 2017/08/31(木) - 15:26

すみません、書くことで頭の中での整理がつきそうなので、
こちらに書かせてください!

まずは2人があといくらづつ401(k)に捻出できるか確認。
その分をモーゲージ上乗せ分から減らし(モーゲージ上乗せを一旦止めるかも?)、
そして足りないようだったら今の手取りから捻出。
2017年限度額まで401(K)に投資するようにする。これが第1歩。

それからセービングを100kまで持ってこれるように現金での貯金。
これが緊急時に使える虎の子のお金。
そして100k超えたら一部をRothIRAへ投資し始める(ってそんな日が来るんか?本当に・・・)。

ここまできて初めてモーゲージ上乗せ返済を考える。

・・・という筋書きで今夜夫に話を持ちかけてみます。
つーか、多分突っ込みどころ満載の内容、かも・・・とちょっと冷や汗・・・(汗)。

もしこちらを読まれた方で、
「アニやってんだ!自分だったらこうするぜ!」というのががありましたら、
どうか私を貴重なご意見にてぶっとばしてください(笑)。

それぞれ

通りすがりX(ゲスト) 2017/08/31(木) - 15:42

私は、銀行口座には1万5千ドルしか入れてません。
1万5千ドルまで3%金利のつくcheckingがあるし(Max Checkingでググって)
1万5千ドルあれば当面必要な費用はカバーできるのでちょうど良いので。
配偶者も似たような額持ってるかも。
ただ、Rothや一般投資口座の残高がほとんどない方はもう少しあっても良いかもですね。

401k、うちの職場だと現在のannuityは年利3.6%なのですが
ステートメントの「年金受け取り予想額」は年7%を元に計算されており、
中途半端に計画的な人ほどあとで困るんじゃないかなあと思ってます。

トランプの計画が通れば、モーゲージの金利控除はほとんど使えなくなりますね。
決まった後で、もう一回繰り上げするかどうか決めても良いかも知れませんね。

jinmei 2017/09/02(土) - 01:20


> うーん、でも、一旦モーゲージを完済してしまったら、
> 今の家にずっと住むとなると、もう控除が使えず、
> 税金が高くなるんですよね・・・。

言わずもがななことかもしれませんが、借金の支払い期間を長くすることで得られる節税額は利子の総額よりも相当に低いわけですから、単純な収支の額だけを考えるなら借金を早く返す方が得なのは明らかですよね。なので、完済後に控除がなくなる分の税金が上がることだけを理由に早期返済を嫌う意味はないと思います。

Emergency fundは別として、より重要な問題は、支払期間を先延ばしにしている間手元にできるお金を運用して得られる利益全体(ここには運用可能額を増やすという観点で節税効果も含まれますが全体に占める効果は大きくはないでしょう)と、借金を早く返して利払いの総額を減らすことから得られる利益のどちらが得なのかということでしょう。ここまでのコメントを見ていて少し気になったのは、この点を考える際にもっぱら期待リターン同士での比較に注目しているように見えることです。住宅ローンだと現状なら金利は3-4%というところになるのかと思いますので、それより期待リターンの高いまともな投資先はいくらでもあり得るでしょうが、借金の(元本の)返済が金利分の利益をリスクなしで得られる「投資」なのに対して、たとえば株式投資であれば大きく損するリスクも抱えています。一方、ノーリスク(銀行預金とか米国債とか)同士での比較であれば借金の返済に勝る投資先はないでしょう。したがって、上のコメントで通りすがりXさんが書かれているように、リスク耐性の度合いを考慮したリターンで比較しなければ結論を誤る可能性があります。

この点を多少なりとも定量的に考えてみる例として、たとえば投資先の候補を住宅ローン返済とアメリカ株式への分散投資(現実的にはなんらかのファンド)の2つに限定したとして、とあるコラムの資産配分の計算を使ってそれぞれの投資先への最適な配分を求めてみます。この際に必要なのは以下の数字です。

  • 株式投資の期待リターン(rs)と標準偏差で測ったリスク(σs)
  • ローン返済の期待リターン(rd=ローン金利)と標準偏差で測ったリスク(σd、無リスクなので実際には0)
  • 2つの投資のリターン間の相関係数(お互いに無関係と考えてよいでしょうからこれは0です)
  • リスク拒否度(λ)

リスク拒否度λがリスク耐性の度合いを数字にした概念(低いほどリスク許容度が高い)になりますが、たとえば

  • 0.013=6%の期待リターンを得るのに悪い年で30%くらいの下落を許容してもいい、というレベル(リスクにはかなり強気)
  • 0.08=期待リターンは4%程度でいいので悪くても年に10%程度の下落で済ませたい、というレベル(かなり保守的)

の2つで考えてみます。

株式投資への配分率をx(0<=x<=1)とすると、途中の計算は省略しますが、上記コラムで言う効用関数を最大にするx(つまり最善の配分)の値は(rs-rd)/(2*λ*σs^2)になります(^2は2乗)。仮にrsを8(%)、σsを13.9(これはS&P 500の過去15年の値)、rdを3(%)とすると、

  • λが0.013のときのxの最適値は99.5%、したがってほとんどすべてを株式投資にあてるべきということになります。
  • λが0.08のときのxの最適値は16.2%、なのでかなりの部分はローン返済に当てるほうがよいという結論になります。

このように、各自が許容できるリスクの度合いによって最善の行動がかなり違ってくることもありえます。個人的には、大きなローンを抱えている人のリスク耐性は低めに見積もったほうが安全だと思う(もちろん、ローンを払えなくなるシナリオがどの程度ありうるか、仮にそうなったら何が起きるかによっても大きく違いますが)ので、ある程度保守的に考えるのは悪くないと思います。その点では、とにかく早くローンを返したい、というご主人の主張もあながち間違いには見えません。ただ、それは単純な不安に基づくものではなくて、なるべく定量的で客観的なリスク評価と、それに対してどの程度の耐性があるのかの判断、さらにそれを勘案した上で投資に回した場合とのリターンの比較によるべきでしょう。

なお、以上のこととは別に、emergency fundを十分に確保しておくべきという他の方の意見には私も賛成です。個人のファイナンスにおいてもっとも避けるべきことは、人生が変わるくらいの壊滅的な損害を出すことだと思っていますが、その点からするといざというとき(失業や大病など)に自由に使える十分で安全なお金に勝る防御はありません。ローン返済(の結果残る家という資産)にしても税優遇口座での運用資産にしても、流動性や安全性の点では一般の銀行預金に著しく劣りますし、これが不十分だったためにいざというときにクレジットカードで借金することになったり家を売ることになったりしては本末転倒です。そういう意味では、少なくとも


> 2017年限度額まで401(K)に投資するようにする。これが第1歩。
> それからセービングを100kまで持ってこれるように現金での貯金。

この2つの順序は逆ではないかと思います。私なら、$100Kかはさておき十分なemergency fundを確保することを第一優先にします。ただ、もし401(k)からの借り入れをプランが許しているのであれば、それをもってemergency fundの一部とするという考えはありかもしれません。

emergency fundとして妥当な額については種々の意見がありますが、私自身はかなり臆病なので、2年分程度の生活費に相当するお金を銀行預金と短期tax-exempt債権ファンドで確保しています(後者はもっぱら税金対策のためで、意識的には銀行預金に近いレベルです)。ただ、私の例はおそらく極端過ぎでしょう。一般には1年分程度のお金があればかなりいい方だという見方が多いのではないかと思います。安全性はともかく流動性のある資産(たとえば課税口座で運用する大手のファンドなど)さえ持っていれば、現預金は数カ月分程度で十分(ただし「いざというとき」には時価に関わらず資産を処分する覚悟が必要)という意見もあり、ある意味では合理的だと思うのですが、私にはそういう覚悟を持てるかどうかの自信がないので、効率の悪さを承知で安全策を採っています。

ところで、"Max Checking"という商品は知りませんでした。これならtax-exempt債権ファンドよりもさらに有利ですね。勉强になりました。

貧乏暇なし(ゲスト) 2017/09/05(火) - 15:54

再び大変丁寧な書き込みを頂いてありがとうございます!!!
PCこちらで感動で号泣しております!!!

皆さんのお話を元に、私も色々と調べてから、
週末に色々夫と話をしました。その結果こんな感じにまとまりました。

1:セービングの50Kには手をつけない。
2:毎月支払っている+@のモーゲージへの返済はそのまま継続する(今のところ支障はないので。厳しくなったらいつでもその分は止められるからOKとする。)
3:夫の403(b)の現利率は15%と非常に高いので、年明けにもし増やせるようだったら少し増額してみる(既に元金が大きいのでより大きなリターンが期待できる?)。
4:今年度はこの先何かと出費が見込まれるので特に何もしないが、その分を支払って残りが出たら毎月小まめに貯金に廻す。

>借金の支払い期間を長くすることで得られる節税額は利子の総額よりも相当に低いわけですから、単純な収支の額だけを考えるなら借金を早く返す方が得なのは明らかですよね。なので、完済後に控除がなくなる分の税金が上がることだけを理由に早期返済を嫌う意味はないと思います。

これは全く夫も同じ事をいっていました。
よく考えれば私にも理解が出来る当然の事なのですが、
冷静になってないと人間って簡単に勘違いしますね(汗)。

株式投資等にはリスクがつきものというお言葉もありがたかったです。
というのも、私はホンの少額だけ日本に株を残しているのですが、
私の投資額よりも大きく元本割れをしてしまっているのが1つあり、
それを見ると「すべての株でうはうはと儲けられるわけではないんだ」という事をしみじみ思い出させてくれるからです(涙)。

全ては今と将来の自分達が幸せでいられるよう、
上手にバランスを取ることが大事ですよね。

ちなみにこういう話をしたら、日本の家族からは、

「どうせ人生なんて死ぬまでの暇つぶしだ!
自分の身の回りの出来事全て、
何でも経験と笑い話の種に変えろ!」

と笑い飛ばされてしまいました(笑)。

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