Single Family Home購入時の注意点

こちらでも言われていますが、やはりロケーションだと思います。

大通りに面していない（うるさくない）、学校区がいい、隣から見られずプライバシーが保たれる・・・などでしょうか。大通りに面している家は、やはりなかなか売れずに残っています。家の内装を変えることは可能ですが、ロケーションを変えることは不可能なので。

家本体は、購入に際してインスペクションをするので、インスペクションで重大な欠陥が発見されれば、キャンセルできるはずです。良いインスペクターを見つけることが大切だと思います。

友人でHOAのある一軒家、コンド、タウンハウスに住んでいる人がいますが、みなHOAは必要ないと言っているので（高い割りにサービスが割に合わない）HOAがない家でもメンテナンスは同じだと思います。

70年代の一軒屋ならではというと
・鉛入りペンキの可能性
・窓や屋根、冷暖房、外装、上下水道(建物内だけでなく敷地内の地中の配管も含む)など修理に費用のかかるものの材質、状態
・場所にもよりますが植生(大きな木が建物に近いと根が基礎を壊す、枝が落ちて屋根が痛む、枯葉の回収も大変です)

ユーティリティは別に問題ではありません。水道やゴミは市が直接する場合とプライベート会社が実施する場合がありますが、どちらにせよ最初の使用開始申し込みも電話などと同じですし、請求書と支払いも同様です。

ロケーションや学区に対する考え方もコンドと同様でしょう。
こちらもコンドと同様でしょうが、リアルターはコミッションベースのブローカーです。味方ではありません。
さらにインスペクターも自分で見つけて来る場合以外はリアルターの紹介の場合が多いようです。
当然、物件の購入をためらうようなレポートは作成しません。次の仕事来ませんから。

図書館に行と、家の問題・欠陥を見つけるためのチェックポイントのような本がいくつもあるので、それをひとつつらっと読んでおけば、どういう点が問題になりやすいか大まかなアイデアは得られると思います。おそらくここでは全部書ききれない。

あとは、家を買う際のインスペクターはできれば腕の良い人を自分で見つけてくることです。セラーの使ったインスペクターは（場合により不動産の勧めるインスペクターも）必ずしも信頼できないこともあるのです。

問題になりやすい点は、地域や気候などでも多少違ってきます（シロアリ、地震、積雪など）。また、市・カウンティーの規則も関わってきます（許可なしには一定サイズ以上の木は切れないとか）。

時間の余裕があるなら、買いたい家の周辺を平日・週末の朝昼晩と時間を変えて歩いてみる。

カリフォルニアは州の家を売る時のDisclosureの法律が厳格で、セラーは自分の知っている家の欠陥・問題点（幽霊が出るといった事も含め）は全部Disclosure書類にリストアップすることになっています。なので、その家のDisclosure書類をじっくり読んでみる。

あとは、近辺にSex Offenderがいないか州のデータベースで調べてみる。

地域の洪水リスク（洪水地域だと、洪水が起きなくても改築時に市の建築規則に縛られることがある、保険に制限が出る）、カリフォルニアならば地盤の性質（地震時に液状化しないような硬い地盤があるかどうか、傾斜地なら地崩れなどないか）、近辺の山火事リスクはどうか、近辺に商工業汚染地がないか等もチェックポイント。

お礼が遅くなってしまって申し訳ありません。
皆様、早速いろいろとアドバイスを下さり、ありがとうございます。
今日も1軒、オープンハウスを見てきたのですが、皆様からのアドバイスを元に物件を見ることができました。
家の購入は大きな買い物なので、事前にチェックリストを作りたいと思っており、大変参考になりました。
私の場合、購入までにはまだまだ宿題がたくさんありそうです。ありがとうございました。