在米6年の大学研究員です。
基本的なことかもしれませんが、リタイアメントについてお教え下さい。
勤務先はTIAA-CREFで403(b)を運用し始めてくれました。自分の給与からの拠出に応じて、マッチングもしてくれるので、いくらか投資を始めようと思い、自分なりに勉強をし始めたところです。
しかし、これからどのくらい、アメリカに滞在するのか、今のところ将来展望が予測できません。数年後に日本に帰るとしたら、こうして積み立てた年金はどうするものなのでしょうか?日本からでも引きつづき運用を続けて、将来受け取れるものなのでしょうか。それとも、ペナルティを払って引き出すのでしょうか。
皆様どう考えていらっしゃるか教えて頂けると幸いです。よろしくお願いします。
Re: 日本帰国の際のリタイアメントプランについて
F Fries 2013/03/24(日) - 21:42若い方(30代くらいまで?)の場合は、アメリカを離れるときに全額引き出して、自分のための「退職金」みたいに考えてられる方もいらっしゃるようです。(もちろん、税金、ペナルティがかかります。)日本に帰ってすぐにまとまったお金が必要なら、仕方のないことかもしれません。
しかし、リタイアメント口座は長期的な展望で運用するのが基本ですから、多少なりとも経済的余裕があるなら、手を付けずにアメリカに残しておくことを考慮されるのもよいと思います。
ただここで厄介なのが、将来的に日本在住の方がアメリカのリタイアメント口座からお金を引き出した場合、税制上どのような扱いになるかという点だろうと思います。このサイトの中を「401K」(403bより401kの方が情報が多いと思います。取り扱いは基本的には同じです。)で検索するといろいろな記事があります。例えば手始めにこの記事はいかがでしょう?
http://www.fiplanning.com/node/747
Re: 日本帰国の際のリタイアメントプランについて
通りすがり 2013/03/25(月) - 15:01> リタイアメント口座は長期的な展望で運用する~中略~アメリカに残しておくことを考慮されるのもよい
F Friesさんに賛成です。
正直現状多くの「残してきた人」が(だいぶマシになったとはいえ)円高所以に大損してるという話も聞きます。
が、「リタイアメント資産の分散」という意味では通常の日本にずっと住まわれてる方よりも遥に良い環境にいるのですから、
多少の損得を無視してでも「分散に投資」していると考えて引退までアメリカに残しておくのが私個人もおすすめです。
残しておく方法は、Planが許せば401k/403bに置いたままにするというのも手です。
退職時点でのIRAへのRolloverも考慮するべきではあります。自由度が違いますので。
401k/403bに残すにしろ、IRAへRolloverするにせよ、CustodianのNon Resident Alienに対するルールが変わるリスクを背負うことにはなりますが。
別の問題としてはリタイアメント口座に関してのTaxでしょうか。
通常の日本の年金に対しての税制はいくつかの区分があり(老齢一時金、老齢年金など)、その区分に入ればそれぞれに控除が存在します。
それが受けれるかどうかといった問題があります。
果たして日本政府が米国401kやIRAを年金と認識してくれるかはその時にならないと判りません。
Roth口座(Roth 401k/Roth IRA)の場合などRothを日本側が認識するか甚だ疑問だったりします。日本には無い制度なので。
Tax Treatyとの絡みも色々と複雑です。
こういった様々な事柄を帰国が決まった時点で考慮して何がベストなのかを考える必要があると思います。
このあたりのTax Lawは日米双方結構頻繁に変わるので注意が必要です。
現時点でのステータスや保有資産/保有国にもよりますが、HEART actとか、FATCAとか、日米双方で資産形成してる人は色々と心配事が絶えませんよね。
# 何よりも面倒を逃れるため「非居住者ステータス」に対してのルールを変える金融機関が沢山出てくる可能性が痛い
Re: 日本帰国の際のリタイアメントプランについて
かちょー(ゲスト) 2013/03/26(火) - 23:09ご回答、ありがとうございます。F Friesさんのおっしゃるように、サイト内を検索してみましたら、いろいろと記事が出てきました。読んで勉強します。
また、通りすがりさんのおっしゃるように、「資産の分散」はもっともだと思いました。ルール変更やら、税をどうするか・・が厄介そうです。
とりあえず、手始めにマッチングを有効利用できる分だけの拠出だけでも、始めようかと思います。
いろいろと勉強させて頂きます。
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