クロージング(Closing)とは売買契約で決められたとおり登記を変更し、ローンを得て売り手にお金を払い、鍵を受け取って引渡しを行うことです。
クロージング前日
クロージングする直前(前日かその日の午前中など)に、最後にもう一度物件の状態を確認します。自分が住む家ならクロージングした後に引っ越すのですから、売り手のものが残っていないか、インスペクションした後に壊れたものがないか、テナントがいた場合はちゃんと出て行ったか、確認しておきましょう。
クロージングコストの正確な額はクロージング前日までにローン会社が教えてくれます。弁護士やローン会社によっては、クロージング当日に必要な合計額(頭金の残り、ローン手数料、弁護士への手数料など諸々の費用全て)を1枚の小切手で払えばいい場合もあります。もし、それぞれの費用ごとに支払う場合は、どの費用がBank Draft、Certified Checkなどで払わなければいけないのか、どの費用は個人の小切手で構わないのか、確認しましょう。個々に費用を払うとかなりの枚数の小切手を書きますから、小切手帳に必要枚数があるかもご確認ください。
クロージング
クロージング当日は(郵送などで行うのでなければ)ひたすらサインをする作業になります。登記、住宅ローン、保険などさまざまな書類にサインしていき、小切手を書いていきます。現実的にはじっくり読んでからサインする時間はないのですが、気になるようであればどんな書類なのか、数字は合ってるか、くらいは確認しても良いでしょう。
いくつかの書類はNotarize(公証)する必要があり、そのためには写真つきの身分証明書を見せる必要があります。夫婦で所有する場合など、所有者になる全員が運転免許証などの身分証明書を持っている必要があり、サインしなければなりません。
鍵を売り手からもらい、書類が全部整ったら、晴れてその家は自分のものです。多くの人は、すぐに家の鍵を全部、取り替えます。あらかじめLocksmithに連絡しておいて、クロージング終了後に来てもらうように予約しておくと良いでしょう。