クレジットカードを作るのが難しい場合、既にクレジットカードを持っている人の家族としてカードを発行してもらう方法があります。日本では家族カードあるいは家族会員と呼ばれますが、アメリカでは2つの種類があり、どちらも家族だけに限ったものではありません。
Authorized User
承認された使用者、とでも訳したらいいでしょうか。Authorized Userは本会員であるカード保持者からカードを使う権限を受けたとみなされます。Authorized Userにもその人の名前でカードが発行されますが、カード口座は1つです。Authorized Userを追加するときに気をつけなければならない点は、支払い義務はあくまでも本会員だけにあることです。
Joint Account
共有口座として複数の人(大抵は夫婦)がカード口座を共有します。Authorized Userと違う点は、支払い義務が共有している人全員にあることです。注意したいのは自分の使った分の支払い義務があるだけではなく、相手が使った分にも支払い義務があることです。
クレジットヒストリーやスコアへの影響
Authorized UserであってもJoint Accountであっても、本会員のクレジットヒストリーに影響します。例えばAuthorized Userが多額の買い物をすれば、それだけ使用可能残高が減り、クレジットスコアは低くなります。
カード会社にもよりますが、Authorized Userの限度額を本会員とは別に設定できる場合があります。Authorized Userの限度額を低めに設定すれば、不必要に多額の買い物を防ぐことが出来ます。
以前はAuthorized Userのカードの使用履歴も、その人のクレジットヒストリーとして記録されました。しかしこのことを利用してクレジットヒストリーを良く見せようという手法が広まったので、Authorized Userのヒストリーには反映されなくなりました。
Joint Accountの場合は両方のクレジットヒストリーに反映されます。